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キウイフルーツ
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マタタビ科のつる性落葉果樹のキウイフルーツは、ニュージーランドの栽培果実として有名なものですが、意外なことに原産は長江流域などの中国中部です。
もともとは「チャイニーズ・グーズベリー」と呼ばれていました。
名前のキウイは、ニュージーランドに生息するダチョウ目の鳥の名前で、実の形がその鳥の姿に似ていることからつけられました。
日本語での表記は、「キウイフルーツ」「キーウィーフルーツ」「キーウィフルーツ」「キウィフルーツ」などと表記され、それらを略した「キウイ」などという表現も使用されています。
外見は褐色毛に覆われた卵形でパッとしませんが、横に切ると、みずみずしい緑の果肉の面に、黒い細かい種が同心円状に並んでいて、見た目にも美しいフルーツです。
味は、ほのかな甘みと酸味があって、みずみずしく爽やかな風味が特徴です。
しっとり柔らかい果肉をスプーンですくって食べるのが、簡単でいちばん美味しいいただき方でしょう。
このほかサラダに加えたり、ヨーグルトやババロアに入れたり、ケーキ用のフルーツとして利用したりもします。
近年ではキーウィのジャムやシャーベットなども、若い女性に人気を呼んでいるようです。
買う場合は、熟していない、ちょっと硬めのものを買ってきて、熟すのを待ってから食べるのがポイントです。
輸入量のピークは秋ごろですが、国産は逆に春先に多く、店頭に出回ります。
キウイフルーツの栄養価でいちばん目立つのは、なんといってもビタミンCが豊富に含まれていることです。
100g中約70mgも含まれていて、これはイチゴに匹敵します。
キウイ1個で1日摂取基準の70%近くを摂取できます。
ビタミンCは、ストレスを軽減してシミやソバカスを抑えるのに必要です。
また、コラーゲンを強化するのにも不可欠です。
さらにビタミンCには、抗酸化作用があり、発がん物質の生成を抑制する働きがあります。
免疫力がアップするので、風邪などの感染症の予防などが期待されます。
良質の食物繊維であるペクチンも多く含まれ、カリウム、ビタミンEも含有されています。
キウイフルーツのの成分中には、タンパク質分解酵素であるアクチニジンがあるため、肉類の消化を助ける効果も見逃せません。
肉類を食べ過ぎて胃がもたれたときは、キウイを1個食べると胃がスッキリします。
これはたんぱく分解酵素が、肉の消化を促進してくれるからです。
とくに、豚肉との相性がいいので、ポークソテーにはキーウィをサラダにして添えると良いでしょう。
かたく食べにくい豚肉はしぼり汁に2~3時間漬けておくと肉質が柔らかくなって食べやすくなります。
慢性便秘で悩んで人にもおすすめできます。毎朝1個、朝食前に食べる習慣をつけると良いでしょう。
キウイの食物繊維(ペクチン)が腸の運動を活性化させ、便通を整えてくれます。
キウイフルーツに含まれるペクチンは、水溶性の食物繊維のため、腸での糖の吸収速度を遅くします。
このことによって、血糖値の急激な上昇を抑えたり、コレステロールの減少、便秘の解消と予防、大腸がんの予防などに期待されています。
また、キウイフルーツのに多く含まれているビタミンCは、肌の美容に効果的なものです。
常食すれば、シミ、ソバカスなどの予防に役立ちます。
毎日、数十本のタバコを吸うというヘビースモーカーは、ビタミンCが欠乏しがちなので常食することをお勧めします。
疲労回復や、風邪予防、風邪をひいて熱があるときの栄養補給などにも適したフルーツです。
ただし風邪のときは、冷蔵庫で冷やされていないものを食べるようにしましょう。
キウイフルーツの栄養面を考えると、完熟したものを半分に切ってそのまま食べるのが良いでしょう。
通常、酵素やビタミンC、カリウムは調理によって失われてしまうことがありますが、生のまま食べるなら、これらの栄養素を損失せずに摂取できます。
キウイにたっぷり含まれるルテインは、脂肪分と合わせて取ると吸収力がアップします。
※冷蔵で保存可能(2日以内)
国産のキウイフルーツの旬の季節は、11月上旬ごろと言われています。
皮にハリがあり、皮の色が薄茶色できれいなもの、熟しきっていない少し硬めのものを選ぶ。
硬いときは常温に置き追熟する。