蜂蜜

蜂蜜は蜂が集めた花の蜜です。
花の蜜そのものは主成分がショ糖で糖度は低いが、蜂蜜は主成分がブドウ糖と果糖で糖度も高い。

原料植物によって風味や風味や色だけでなく成分も異なります。

蜂蜜

蜂蜜の栄養効能効果

蜂蜜は、ほとんどが糖分であるためエネルギー源と言っても過言ではありません。
その糖分も果糖とブドウ糖という身体に吸収されやすい形になっています。

砂糖に比べてややくどい甘みですが、ミネラルやビタミンタンパク質も含んでいます。
色の濃い蜂蜜は、カリウムや鉄分などのミネラルが富んでいます。

蜂蜜の栄養・カロリー・食品成分(可食部100g当たり)

カロリー・エネルギー294Kcal
1230KJ
水分20g
タンパク質0.2g
脂質0g
炭水化物79.7g
ナトリウム7mg
カリウム13mg
カルシウム2mg
リン4mg
ビタミンB10.01mg
ビタミンB20.01mg
ナイアシン0.2mg
ビタミンC3mg

ハチミツ


蜂蜜の種類と特徴

蜂蜜は、ミツバチが集めてくる花の種類によって色、味、香りが違います。
日本人には色が薄く、味にクセのないクローバー蜜やレンゲ蜜に人気がありますが、欧米では逆に色の濃いクセのあるソバ蜜などが好まれています。

ニセアカシア蜜

アカシア蜜と呼ばれるものです。
ほんのりした香りと上品な甘さがあり、結晶しにくいのが特徴です。

クローバー蜜

色は淡く、味にクセがなく、甘みはやや強い。

レンゲ蜜

日本の代表的な蜂蜜で、色も薄く、味にもクセがありません。

ミカン蜜

みかん特有の強い柑橘系の香りと酸味があり、色は淡黄色です。

リンゴ

りんごの上品な香りと甘さを持ち、色は少し濃い。

トチノキ蜜(マロニエ蜜)

香りは優しく風味も良い。
甘さは控えめで、色は少し濃い。

ソバ蜜

色が黒っぽく、独特の香りと苦みがあります。


蜂蜜の食べ方・利用法

煮物に蜂蜜を使うと、まろやかでスッキリした甘みが出て、具に汁がしみ込みやすくなります。
酢の物に使うと酸味を和らげる効果があります。

蜂蜜を利用した料理のポイント

煮物、煮魚、酢の物、果実、お弁当のおかずなどに、砂糖の代わりとしてクセのない蜂蜜(アカシア、クローバー、レンゲ)を使うと良いでしょう。

  • まろやかでスッキリした甘み。
  • 素材に汁がしみ込みやすい。
  • 食品の保存性が高まる。
  • 照りが出る。
  • 酸味のきつさを和らげる。

ハチミツトースト

クセの強いハチミツは、トーストなどに塗ると良いでしょう。
ちなみに、100gの蜂蜜に含まれるエネルギーは294㎉(上白糖:384㎉ グラニュー糖:387㎉)です。

蜂蜜レシピ

ホットヨーグルト(はちみつりんご

はちみつシフォンケーキ

白く結晶した蜂蜜の戻し方

蜂蜜を長く放置したり、低温下に置くと白濁から結晶になります。
これは、蜂蜜の中の結晶しやすいブドウ糖が結晶するためです。

これを戻すには、ビンごとお湯の中につける湯煎をすれば良いでしょう。

蜂蜜と乳児ボツリヌス症

栄養もあり殺菌力も強い蜂蜜ですが、まだ腸内の細菌バランスが安定していない乳児の場合、普通なら体内を通過、排泄されるボツリヌス菌の芽胞が発芽、中毒を起こすことがごく稀にあるため、厚生労働省でも1歳未満の乳児には蜂蜜を与えないように指導しています。

ただし、蜂蜜にボツリヌス菌の芽胞が含まれることもごく稀なことであり、1歳以上の幼児が摂取しても影響はありません。

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