ナイアシン(ニコチン酸・ビタミンB3)

ナイアシンは、ビタミンB群の一種です。
動物性食品にはニコチン酸アミド、植物性食品にはニコチン酸の状態で含まれています。
他のビタミンB群の協力により、アミノ酸の一種トリプトファンから合成されます。

ナイアシンは、糖質、脂質、タンパク質の三大栄養素代謝する際に、補酵素として酵素の働きを助けます。
また、アルコールを分解したり、二日酔いのもととなるアセトアルデヒドの分解にも働きます。

ナイアシンの効果効能・働き

  • 皮膚を健康に保つ。
  • アセトアルデヒドを分解し、二日酔い、悪酔いを防ぐ。
  • 十分にとれば、コレステロールや中性脂肪を低下させる効果が期待できる。
  • 血行促進・冷え性改善。

ナイアシンの含有量が多い食品(100g相当)

タンパク質を構成するアミノ酸からつくられるため、良質なタンパク質を含む肉や魚類などに豊富です。

肉類

  • 豚レバー…14.0mg
  • 鶏ささみ…11.0mg
  • 鶏むね肉…8.4mg

レバー


魚介類

  • カツオ…19.0mg
  • マグロ(赤身)…14.2mg
  • サバ…11.8mg
  • サンマ…10.0mg
  • イカ…6.0mg
  • たらこ…5.69mg(10g相当)
  • エビ…4.5mg

カツオ


ナッツ類

落花生

ナイアシンを過剰に取ると

  • 肌にかゆみが起こる。

ナイアシンが不足すると

  • 欠乏がひどいと皮膚炎や潰瘍などを引き起こすペラグラという皮膚病になります。


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