ビタミンB1

糖質が分解され、エネルギーに変わるときには酵素が働きますが、ビタミンB1はこの酵素の働きを促す補酵素の役割を担います。

ビタミンB1の効果効能・働き

  • 脳の中枢神経や、手足の末梢神経の機能を正常に保ちます。
  • 脳や神経に必要なエネルギーを供給する働きをサポートし、精神状態を向上させ、脳を活性化します。
  • 消化を助けます。特に糖質の消化を促進させます。
  • 全身の神経組織、筋肉の働きを正常に保ちます。乗り物酔いにも効果があります。
  • 成長を促進させます。

ビタミンB1の含有量が多い食品(100g相当)

豚肉やうなぎなどに豊富に含まれています。
穀類の外皮にも含まれ、主食を玄米や胚芽精米にすると効率よくビタミンB1を摂取できます。

肉類

  • 豚ヒレ肉…0.98mg
  • 豚もも肉…0.96mg
  • 豚レバー…0.34mg

豚肉

魚介類

  • うなぎの蒲焼き…0.75mg
  • ブリ…0.24mg
  • アユ…0.23mg
  • しらす干し…0.22mg

うなぎの蒲焼き

穀類

  • 玄米…0.41mg
  • 胚芽精米…0.23mg

玄米

その他

  • 大豆…0.83mg
  • そら豆…0.30mg
  • 舞茸…0.25mg

大豆

こんな方にビタミンB1は必要

  • スポーツや肉体労働などでエネルギー消費量の多い人、甘いものやスナック菓子、アルコールが好きな人、外食が多い人は特に十分な補給を心がけます。
    また、夜勤や徹夜が多いハードワークの人、精神的なストレスが多い人なども脳や神経にかかる負担が大きく、B1をたくさん消費します。

ビタミンB1は、過剰摂取による副作用はありませんが、体内に蓄積することができないので、毎日補給する必要があります。

ビタミンB1を過剰に取ると

  • 多量にとっても排泄され、毒性も知られていません。

ビタミンB1が不足すると

  • 脳や神経にエネルギーが十分に供給されないため、イライラやストレスが溜まりやすくなり、集中力も低下します。
  • 食欲減退や消化不良をおこす。
  • 全身に疲労感や脱力感がみられ、動悸や息切れがすることもある。
  • 手足がしびれたり、むくみがでます。かっけになるリスクもあります。


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