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リンゴ
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りんごはバラ科リンゴ属の落葉高木樹で、最も古くから栽培されてきた果樹の一つです。
西欧では紀元前から作られていました。
生でデザートフルーツやあえもの、サラダに使います。
ジャム、焼きリンゴ、アップルパイ、焼きリンゴなど加熱調理するものは、酸味の強い紅玉やゴールデンデリシャスなどが向きます。
ふじなど冬から晩春にかけて出回る貯蔵ものは、未熟果で収穫して出荷を待ちます。
選ぶ際は、かたく皮肌がべとつかず、指先でたたいてコンコンと澄んだ音のするものを選ぶ。
秋に出回る収穫したてのリンゴを選ぶ際は、地色の緑が抜けているか否かが熟度の目安になります。
赤色系のものは赤く、黄緑色のものは黄色が全体に回っているものを選びます。
特に早生ものは注意しましょう。
ゴールデンデリシャスと紅玉の交配で生まれた早生の代表的な品種です。
主な産地は青森県で、ジューシーで酸味が少なく、まろやかな甘みが魅力です。
長野で8月中旬、青森で9月中旬頃に熟します。
無袋栽培のものはサンつがるの名で出回り、甘みがあって美味しいです。
つがるに限らずサン~と名の付くリンゴは袋をかけずに日光に当てて育てたもので、見た目は若干落ちますが、甘く味がよい。
8月下旬~9月中旬に熟する紅色のリンゴで、紅玉に似ていますが形が扁平で、色も明るい。
秋田で作られた優良品種で、9月下旬ごろに熟します。
同時期に熟すものに、はつあきがあります。
やや小ぶりな品種で、果肉は緻密です。
アメリカ原産の小ぶりなリンゴで、国光と並び、昔はリンゴの代名詞的存在でした。
皮が濃紅色で、香りが高く、甘酸っぱいのが特徴です。
甘みの強い新品種に押されて生産量が減りましたが、根強いファンを持ち、爽やかな酸味が見直されています。
煮崩れしにくいので加熱調理に向きます。
貯蔵性が高く、ジュースやパイなどに向きます。
10月中旬頃に熟します。
皮が濃い紅色で、豊かな香りを持ち、甘みも強い。
果肉はきめ細かく、蜜が入っています。
歯ごたえのある肉質と香り、味のよさで一世を風靡しましたが、より濃厚な他品種が増えたために、生産量は減っています。
10月中下旬に出回る黄リンゴです。
香り、酸味ともに強く、パイなどの菓子に向きますが、かつてほど多く生産されていません。
中生品種の中ではやや遅く、10月中下旬に出回ります。
紅玉とゴールデンデリシャスを交配させた品種で、酸み、甘みともに濃く、貯蔵性も高い。
皮はピンクがかった紅色で、光沢があります。
ジューシーで、程よい酸味があるのが特徴です。
10月下旬~11月上旬に収穫され、翌4月頃まで出回ります。
日本におけるりんごの品種改良の傑作です。
味、肉質、貯蔵性の高さで他を圧倒し、生産量、人気ともに横綱級です。
蜜入りのものは特に美味しいです。
触ってみてかたく、はじくと澄んだ音のするものを選ぶと良いでしょう。
10月下旬に収穫し、翌4月頃まで貯蔵できます。
大玉で見栄えがよく、香り、味の点でも良質です。
10月頃から翌4月頃まで出回ります。
熟すと黄色みが増す美しい黄緑色のリンゴです。
甘みが強く香りがよい。
11月頃収穫され、翌5月頃まで貯蔵できます。
日本原産の品種で、地は緑ですが熟すと暗赤褐色に色づきます。
やや縦長で肉質はかたく、果汁は少ない。
甘みが強くて、酸味はほとんどない。
近年の生産量は少ない。
早生品種でアメリカ、カナダなどの主要品種として知られています。
新品種。
果汁が多く適度な酸味とさっぱりとした甘みのバランスがよい美味しいりんごです。
中生品種で黄緑色です。
晩生品種で貯蔵性が高い。
近年はふじに押されて生産量が減少。
大玉でときには赤ちゃんの頭位になります。
1個30~40gの極小リンゴです。
濃紅色で甘みが強く、酸味は少なめです。
りんご全体では秋から初冬にかけてが最盛期で種類、出回り量ともに多い。
主な出回り期は、祝、つるがなどの早生種は7月中旬から9月下旬、10月に入るとスターキングデリシャス、ジョナゴールド、陸奥、王林、ふじなどが出回ります。
ふじや陸奥は貯蔵性がよく翌春まで出回ります。
りんご全体では生産地の半分近くが青森、2割が長野、そして岩手、福島、秋田、北海道と続きます。
栄養的にはペクチンが豊富で、整腸作用があります。