烏骨鶏(うこっけい)

  • 薬効:滋養強壮 虚弱体質改善 慢性胃炎改善 疲労回復 生理不順の改善

烏骨鶏はキジ科のニワトリの一種です。
鶏冠は紫色ですが、皮膚、脚、くちばし、肉や骨まで黒いのが特徴です。
全身が柔かい糸状の絹糸羽に覆われています。一般の鶏よりは小型で性格は温順です。

うこっけい

中国江西省が原産地で、明代に飼育改良されたニワトリの中で唯一の薬用鶏といわれています。

現在では世界各地で飼育されており、日本には江戸時代に渡来し、関東地方ではウコッケイ、関西地方ではウケコと呼ばれ、天然記念物に指定されています。

中国の薬学書・本草綱目(ほんぞうこうもく)には「烏骨鶏は毛が白くて骨が黒いものと、毛が斑で骨が黒いものとがあるが、舌の黒いものは肉、骨ともに黒く薬にしてさらに良好である」と記載されています。

栄養成分として、タンパク質、メラニン色素、脂肪、炭水化素、無機塩などを含みます。
肉、卵は内臓の諸器官を暖め、疲労回復に効果があるとされています。婦人の帯下や妊婦の胎動にもよいといわれています。女性特有の生理不順を整える作用もあります。

虚弱体質、結核などの慢性病による体力の低下、慢性胃炎には、肉や骨を煮て食べると効果があります。

しかし鳥骨鶏は皮が固いので、火を通す時間を長くして充分に煮込む必要があります。

烏骨鶏の注目成分

タンパク質、脂肪



烏骨鶏の食べ方

烏骨鶏は鶏肉に比べて皮が固いので、火を通す時間を長くする必要があります。

薬膳料理として用いられ、腹の中に種々の生薬入れて煮込む料理が一般的です。



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