さつまいもの効果的な調理法

サツマイモは、豊富なエネルギーと各種ビタミン、食物繊維を合わせ含んでいる食材です。

薩摩芋

ミネラルでは、ジャガイモに負けじと多いカリウムが、過剰な塩分を体外へ尿として排出して、血圧を安定させる働きがあります。

調理の際は、ビタミンCをしっかり取るために、皮をむいたり切ったりする前にまるごと加熱し、裏ごしなどはその後に行うのがポイントです。

時間をかけてじっくり熱を加えることで、含まれているデンプン分解酵素・アミラーゼが働くため、甘さが一層強くなります。

甘みを出すには50~60度でゆっくりと、ホイルに包んでオーブンで焼いたり、ふかし芋にするのが良いでしょう。

サツマイモの食物繊維は皮の近くに集中しているため、できればきれいに洗って皮付きのまま、むく場合でもできるだけ薄くするのが賢いやり方です。

電子レンジでの加熱は手軽ではありますが、アミラーゼが働かないため十分に甘みが引き出せず、過剰な味つけをしてしまったり、食べすぎてカロリーを取り過ぎることになりかねません。

お勧めのメニューは、和洋折衷のスイーツ「薩摩芋とレーズンの茶巾しぼり」です。

薩摩芋茶巾しぼり

ふかしたのちに裏ごししたサツマイモをバター少々とワインを隠し味にのばして、レーズンを加えます。
これをラップなどを使って茶巾の形にしぼれば出来上がりです。

砂糖の代わりに、糖質の分解にすぐれたビタミンB群やミネラルの多いレーズンを使うのがポイントですが、良質の糖分でも摂り過ぎは禁物なので、食べる量には注意しましょう。

サツマイモを購入する際は、色が均一で、ずんぐり太く重みがあり、皮のツヤが良くきれいなものを選びます。
ヒゲ根の少ないものがお勧めです。

保管する場合は、低温の苦手なサツマイモは冷蔵庫で保存せず、新聞紙などにくるんで風通しの良い室内に置くと良いでしょう。

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