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夕顔・かんぴょう
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夕顔(ゆうがお)は、冬瓜(とうがん)に良く似たウリ科の一種です。
夕顔の輪切りにしたものを、専用の包丁で薄くむき、天日にほして保存食にしたものがかんぴょうです。
乾物の状態ではカルシウム、鉄、食物繊維とても豊富に含まれていますが、もどして実際に食べる量からみると、健康効果を期待できるのは食物繊維です。
ゆでたかんぴょうを50g食べると、食物繊維は1日目安量の1/10ほど取れます。
この食物繊維のうち約4割が水溶性であるというのも大きな特徴で、生活習慣病の予防に効果を発揮します。
現在では、のり巻のしん程度にしか使われなくなったようですが、乾物類(高野豆腐や干しシイタケなど)との煮合わせなど、次の世代に伝えたい味です。
乾燥品はサッと水洗いして、塩でもんで水煮にし、やわらかくしてから料理に使います。
味が淡白なので、おいしい出汁を使ってゆっくり煮ると良いでしょう。
若い人向きには、豚肉と一緒に炒め煮にするのもおすすめです。
かんぴょうを買う際は、クリーム色で太さがそろっているもの(漂白剤使用のものも多いので表示に注意)を選ぶと良いでしょう。
常温で保存できますが、虫や湿気に注意しましょう。
冷凍しておくと安心です。
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