サプリメント・健康食品  カゼインホスホペプチド

  • 薬効:骨粗鬆症 貧血

カゼインホスホペプチド(CPP)は、ミルクカゼインに酵素を作用させて作ります。

私達が牛乳を飲みますとカゼインが消化されるとき過渡的にCPPが生成されます。
骨粉や卵殻などのカルシウムは水には溶けませんので、カルシウムが腸管から吸収されるには水に溶ける状態で、小腸内に存在することが必要です。

CPPはカルシウムや鉄などと結合して水に溶けやすい複合体を作り、吸収を促進します。
このことからCPPは単独で摂取しても意味がありませんので、カルシウムなどのミネラルと一緒に摂ることが大切です。

カルシウムについては腸からの吸収はビタミンDが作用します。
CPPは単独で吸収率の低いカルシウムを水溶性にすることで吸収率を高める物質といえます。

カルシウムの供給源として乳製品が優れていることは昔から知られていました。
チーズ製品にはカルシウムの含量が低く、カルシウムの吸収の促進物質として知られていた乳糖の含量が低いにもかからわらず、カルシウムの吸収が高いことにより、CPPのような新規物質の存在を示唆し、発見されました。

カゼインホスホペプチドは、特定保健用食品(機能性食品)として厚生労働省より認可されています。 



カゼインホスホペプチドの効果効能

  • カルシウムや鉄の吸収を促進するので、閉経後の女性に多い骨粗しょう症の予防や改善、女性に多い軽度の貧血の改善、骨折者の回復をはかるなど、骨の強化や貧血の改善に有効。
  • カルシウムだけでなく鉄など他のミネラルの吸収を促進。


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