ほうれん草の効果的な調理法と選び方

ほうれん草

ほうれん草を調理する際、何より気をつけたいのは、扱いのデリケートなどビタミンCをできるだけ失わないようにすることで、面倒だからと、ひと束を丸ごとゆでようとすると時間がかかり、その間に水溶性のビタミンCはじつに半分近くも失われます。

対策としては、沸騰したお湯の中へほうれん草を少しずつ箸にはさんだまま、根元からくぐらせては上げるという手順でゆでる(お湯にさらす)ようにすると良いでしょう。

こうすれば、熱に弱く水に溶けやすいビタミンCも80%は残すことができるうえ、生のままより栄養分が細胞から溶け出しやすくなっているため、体への吸収も良くなります。

ほうれん草といえば、特有のアクがあるため、なかなか生では食べられませんでしたが、近年は少なくやわらかい品種も出回るようになって、生のままサラダで食べるのも珍しくなくなりました。
生ならではの豊富なビタミンCを摂ることができますので、上手に献立に活かすようにすると良いでしょう。

簡単効果メニュー「ほうれん草のゴマ和え」

サッとゆでたほうれん草を細かく切り、軽くすったゴマで和えれば出来上がりです。

簡単ですが、ゴマのビタミンEを補強することで、ほうれん草にたっぷり含まれるビタミンAビタミンCの酸化を防ぐことができるうえ、ゴマにはコレステロール値を抑えるリノール酸も多いなど、健康への目配りのきいた一品となります。

ほうれん草の選び方

葉が肉厚で張りがあり、緑が濃いもの、葉先がピンとして株が少なく茎の短いものを選ぶと良いでしょう。
根元の赤みが鮮やかなものも良品です。

夏に出回る緑の薄い種類は、ビタミンCの含有量は減るものの、アクが少ないので生でたべるのに適しています。

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