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ごま
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英名 | Sesame Seed |
科名 | ゴマ科 |
別名 | セサミ |
原産地 | インド、エジプト |
使用部 | 種子 |
小さな粒の約半分を占める脂質には、リノレン酸やリノール酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸が含まれています。
ゴマ100g中にはタンパク質19.8g、脂質51.9g、カルシウム1200mg、鉄?9.6mg,ビタミンB1 0.95mg,、ビタミンB2 0.25mgが含有されています。
不飽和脂肪酸は血中コレステロールを低下させます。
ビタミンEにも血中コレステロールを下げる効果もあり、過酸化脂質の発生を抑え、血管の若さを保ちます。
ゴマは高血圧、動脈硬化、さらには生活習慣病や老化を予防します。
鉄分が多いので貧血の予防にもなります。
カルシウムが胃酸を中和するので胃酸過多にも用いられます。
妙りゴマをすりつぶし、スプーン1~2杯を鶏卵1個とよく混ぜ、熱湯を注いで蛋花糊(鶏卵の半熟状態のもの)にし、ハチミツ適量を加えて食べると便通がよくなり、常用すると腎臓の衰えた機能を回復します。
すりゴマとハチミツを同量ずつよく混ぜ、バターがわりにパンにぬって食べると、若白髪などには効果があります。
毎日食べれば、白髪になるのを遅らせることができるかもしれません。
ごまは、「滋養肝腎」として昔から肉食を禁じられた僧侶の栄養食として、いろいろな料理に用いられました。
民間療法では動悸のする人は番茶にゴマ塩を入れて飲むとよいといわれます。
塩分を少なめにしてゴマを多くして飲みます。
漢方では補養薬として高血圧や動脈硬化、自律神経失調などで、頭がふらつく、目がかすむ、耳鳴り、頭痛などの症状や肝腎の弱った症状がみられるときに、桑葉とあわせて桑麻丸などで用いられます。
種子の色によって黒ゴマ・白ゴマ・黄ゴマ・金ゴマをどがありますが、いずれも種子の外皮は固いので、そのまま食べたのでは消化されず体外に排泄されます。
すり鉢ですったり、切りゴマにして用います。
薬局などで売られている紫雲膏、これはゴマ油を原料に用いています。
切傷、水虫、かぶれ、ただれ、小さなやけどの薬で暗紫色をした軟膏です。