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イチョウ葉エキス
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英名 | Ginkgo leaf |
科名 | イチョウ科 |
別名 | 公孫樹、鴨脚樹、Maidenhair tree |
原産地 | 中国 |
使用部 | 葉 |
イチョウは、およそ2億年前から存在しています。
漢方薬として、中国では5千年前から気管支炎の治療薬として用いられてきました。
日本でも、解毒、抗炎症、産前産後、長寿などの生薬として利用されてきました。
イチョウは中国名「鴨脚」の中国読みが由来です。
中国では「銀杏」ともいい、ギンナン、ギンチョウとも読みます。
イチョウ葉エキスは、血流を改善することによって、脳内に血液を多く供給し、神経細胞の壊死や脳梗塞などを予防、改善します。
血流改善作用は、血管拡張作用、血小板凝集抑制作用、抗酸化作用の3つの作用の相乗効果によるものです。
また、フラボノイドの抗酸化作用により、特に活性酸素による赤血球や神経細胞の傷害を阻害します。
健常成人の記憶・認識力の向上に対して、高麗人参(Panax ginseng)と併用すると相乗効果があると報告されています。
1.試験デザイン:プラセボを対象とした無作為化二重盲検試験
2.試験デザイン:プラセボを対象とした無作為化二重盲検試験
1.試験デザイン:プラセボを対象とした二重盲検試験
1.試験デザイン:プラセボを対象とした二重盲検クロスオーバ試験
2.試験デザイン:プラセボを対象とした無作為化二重盲検クロスオーバ試験
3.試験デザイン:プラセボを対象とした二重盲検クロスオーバ試験
通常用いられる量(120~240mg/日)は安全です。臨床試験で使用されている最高用量は600mg/日です。
精製されていないイチョウ葉エキスは毒性のあるギンコール酸を含み、重篤なアレルギー反応を引き起こす可能性があるため、日本では、日本健康・栄養食品協会がギンコール酸の濃度を5ppm以下としなければならないという規格基準を設けました。
イチョウ葉は血小板凝集抑制作用を有するが、健常人の臨床試験において抗血栓薬との併用により出血傾向が強まる可能性があるとの報告があるので念のため注意するようにしましょう。
また、基礎・臨床試験にて肝薬物代謝酵素CYP3A4に影響する可能性が示唆されています。
1960年代にドイツで、血流を改善する作用があることが発表され、1970年代にドイツで医薬品として認可されました。
これまでヨーロッパを中心に数多くの臨床研究がなされ、ヨーロッパ各国では医薬品、アメリカ、オーストラリアではサプリメントとして人気の高いハーブの一つです。
ドイツでは、医療現場で認知症・痴呆症の治療法の選択肢の一つとして挙げられています。