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ウコン
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英名 | turmeric |
科名 | ショウガ科 |
別名 | 鬱金、秋ウコン、姜黄(きょうおう) |
原産地 | インド、中国などの熱帯・亜熱帯アジア |
使用部 | 根茎 |
ウコンは、中国から琉球王朝に伝えられ、現在でも沖縄県が主要産地です。
昔から、アジア料理の代表的な香辛料、着色料として使用されてきました。
伝統的医療法であるアーユルベーダ、ジャムーでも使用されています。
漢方では、利胆、健胃、利尿、止血、通経薬として応用されています。
ウコンは基本的には春ウコンと秋ウコンとに分けられ、春ウコンには精油成分、秋ウコンにはクルクミノイドが多く含有されています。
ウコンの作用機序は明確ではありません。
クルクミノイドの抗酸化作用により抗炎症作用及び肝臓保護作用、胆汁分泌促進作用により肝機能改善作用を示すのではないかと考えられています。
また、健胃作用及び胃液分泌促進作用があるといわれ、アジア諸国では芳香健胃薬として利用されています。
1.試験デザイン:プラセボを対象とした無作為化二重盲検試験
1.試験デザイン:オープンラベル試験
1.試験デザイン:雄Wistarラットを用いた動物試験
古くから食経験のある植物であり安全性は高い。
クルクミンの1日許容上限摂取量は0~3mg/Kgとされています。
また、漢方では通経薬として使用され、子宮に対し作用を及ぼす恐れがある為、妊娠又は授乳中、成熟期前の小児(15歳未満)の場合、摂取は避けた方が良いでしょう。
基礎実験にて、ウコン中のクルクミンが血小板凝集抑制作用を有するため、抗血栓薬との併用は出血傾向が強まるとの報告があります。
しかし、食経験が長いことからも、一般的な使用の範囲内であれば問題ないと考えられます。
近年、クルクミノイドだけでなく、精油成分にも機能性があるのではないかと注目されています。