ビタミンB群の共通点

ビタミンの研究初期の頃、牛乳の中の成長促進因子には、脂溶性A因子(現在のビタミンA)と水溶性B因子(現在のビタミンB群)があると考えられていました。

水溶性B因子(ビタミンB群)はそれぞれ共通の性質を持つことから、単一の物質と考えられていました。

ビタミンB群の共通点は、生体内で代謝反応を促す補酵素として働くことです。

酵素と補酵素

酵素とは、タンパク質でつくられた、生体内の化学反応を促す物質のことです。

補酵素とは、酵素の働きを助ける物質のこと。

消化酵素はそれ自体で働くが、酸化還元酵素は補酵素(ビタミンB群)が結合することで活性化する。

アポ酵素(タンパク質部分)+補酵素(低分子の非タンパク質)=酵素(ホロ酵素)