ビタミンKサプリメント

ビタミンKは、K1(フィロキノン)とK2(メナキノン)の2つに分類されます。

ビタミンKは、肝臓における血液凝固因子の合成に必須のビタミンとして、血液凝固能を調節し、カルシウムの代謝にも関与しています。

血液が凝固するためには、肝臓において合成される血液凝固因子が必要です。

プロトロンビンなど血液凝固因子の合成過程において、ビタミンKは補酵素として作用する重要な因子です。

カルシウム代謝に関して、ビタミンKは、カルシウムが骨に利用されるのを促進する蛋白質(オステオカルシンという)の合成に必須のビタミンです。ビタミンKが不足すると、十分にカルシウムが骨に取り込まれなくなります。

ビタミンKサプリメントの効能効果

血液凝固作用の維持・調節、カルシウム代謝の調節、骨粗鬆症の予防効果など。

ビタミンK効能効果根拠

これまでに数多くの研究が行われており、効果と安全性が確認されています。

血液凝固系の病態に対する効果が知られており、さまざまな生活習慣病の予防・改善に関連したデータも報告されています。

例えば、ビタミンDとともに骨代謝に関与し、骨粗鬆症の予防効果が示されています。

サプリメント摂取方法

ビタミンKは脂溶性ビタミンであり、油に溶けた状態のほうが吸収されやすいので食事と一緒に摂るとよいでしょう。

なお、ビタミンKには所要量のほか、1日の許容上限摂取量が規定されている。

成人許容上限摂取量:30,000μg

ビタミンKの注意する点

通常の食材に由来する成分であり、特に問題となる健康被害や副作用は報告されていない。
ただし、脂溶性ビタミンの一種であり体内に蓄積されるので、過剰摂取には注意しましょう。

一般に、健常者が通常の目安量にしたがって摂取する場合、安全性は高いといえます。

ビタミンKは、ワーファリン(抗凝固剤)など一部の医薬品との相互作用があるため、何らかの医薬品を併用する場合、主治医に相談の上、利用すると良いでしょう。
また、納豆などビタミンKを多く含む食品を摂取する場合も同様に注意しましょう。

成人における副作用非発現量/30000μg