三七人参

  • 薬効:疲労回復、強壮作用

三七人参の根を乾燥したものです。
外皮の間に竹節のような紋がある竹節三七(チクセツニンジン)も根茎を薬用とします。

サポニン配糖体3~8%を含み、その主成分は数種のジンセノシドと人参にも含まれているパナキシノールとβ-シトステロールです。

主な作用は局所の血管を収縮して出血時間を短縮するもので、止血・瘀血・消種・痛み止めです。

近年の中国の研究で心臓の冠状動脈の血流量を増加させて同時に心筋の酸素消費量を減少させるため、心臓の負担が軽くなり、さらに血液中の脂質量とコレステロールが減少することが確認されたので、狭心症、心筋梗塞、動脈疾患などの治療に使用されています。

三七人参の注目栄養成分

  • サポニン配糖体、ジンセノシド、パナキシノール、β-シトステロールなど


三七人参の効果効能

  1. 打撲やねん挫による外傷出血や内出血、瘀血による腫れや痛みのある時に効果が期待できます。

  2. 胃や十二指腸潰瘍の疼痛には三七粉末3gを服用すると鎮痛し、出血予防に有効です。

  3. 脳出血の初期の意識障害、言語障害や血液疾患による出血には治療漢方剤に三七粉末3gを加えて湯にといて服用します。

  4. 吐血や喀血にも一定の効用があります。

  5. 肝不全にも一定の効果があるといわれています。

三七人参の注意点

肝臓などに起因する吐出やのぼせなどに鼻出血には使用しないこと。

三七人参の用い方

粉末には1.5~3g、最多量で5~6g、煎剤には3~9gを用います。



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