豚肉・モモ

  • 薬効:滋養強壮 疲労回復 高血圧予防 血栓予防

豚モモ肉とは、豚の尻から後ろ足にかけての肉のことです。
この部分はまさに赤身のかたまりで、高タンパク・低脂肪で糖質・脂質の代謝を助ける高ビタミンのヘルシーミートです。

要注目は、ビタミンBの1種であるナイアシンが多い点です。
粘膜や皮膚、消化器系を守るほか、末梢血管を広げて血行を良くする働きがあり、高血圧の予防にも効果があると考えられています。

近年の豚肉市場では、品種改良によりビタミンB1を強化した種類も登場しています。
代謝を促し、体を内側から元気にしてくれるビタミンB1を効率良く取れるのが、蒸し料理です。

たとえば30~40分蒸すだけで、脂質はさらに大きく減少します。
一方で、豊富なビタミンB1ナイアシンは多く残しておけますのでいうことはありません。
時には、油を使用しない調理法も良いでしょう。

豚モモ肉の注目成分

タンパク質ビタミンB1ナイアシン



豚モモ肉の食べ方

おすすめメニューは「豚モモ肉のゴマペースト蒸し」です。
脂肪を落とし、ビタミンの豊富なモモ肉に不飽和脂肪酸コレステロールを下げる)や抗酸化のビタミンEたっぷりのゴマを補給することができます。

作り方はゴマを油が出るほどすって、酒・醤油・みりんを加えてペースト状にします。
薄切りにしたモモ肉をこのペーストに15分ほどつけ込み、そのまま蒸せばでき上がり。

薬味として、硫化アリル(豚肉のビタミンB1の吸収を助ける)の豊富なネギを添えればさらに良いでしょう。

豚肉には条虫などの寄生虫がいることがあり、生で食べることは厳禁です。
安心のためには、中心まで火を良く通して食べるようにしましょう。



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