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紫蘇(しそ)
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薬味やツマなどなどでお馴染みのしそは、ヒマラヤ、ビルマ、中国の南部、中部が原産と言われており、日本でも古くから各地に自生しています。
栽培も平安時代にはすでに始まっていたと言います。
しそを大量に食べることはまずないと思いますが、ビタミンAが豊富な緑黄色野菜です。
品種により、葉の縮れ方色は異なるが、青じそと赤じそに大別できます。
青じその葉は大葉とも言い、香りのよさと美しい緑色が身上です。
初夏に出回る赤じそは梅干しの色出し、香りづけに多く利用されます。
また、実や花、若芽は、穂じそ、花穂、青芽、紫芽と呼ばれ、ツマやあしらいに用いられます。
品種により葉の縮れ具合が違います。
10枚1組で束ねて売られていることが多い。
茎の切り口が新鮮で、葉に斑点がなくみずみずしい緑色のものを選ぶ。
梅干しの色、香りづけの需要が多い。
葉は赤みを帯びた緑で、品種により縮れ方が異なります。
しその小さな花を付けたまま切り取ったもの。
花のたくさん付いたものを選び、早めに使い切ること。
赤芽ともいい、赤じその若い芽です。
紅たでに似ていますが、紫芽の葉の方がひと回り大きく、葉の裏側は赤いが表側は緑であるのが特徴です。
青じその若い芽を青芽といい、紫芽同様ツマや薬味に利用されます。
青じそのまだ熟さない小さな実を付けた穂先を5~6㎝に切られて出荷されています。
茎がしっかりしたものを選びます。
実をしごいて薬味などに用いられます。
日本食品標準成分表より抜粋。
青じそはツマに使うほか、包んだり、巻いたりして風味づけに用います。
また塩をふって手の平でたたいてアクを出し、塩もみして水洗いしたものをせん切りにして、和え物やサラダ、ご飯に混ぜるなどして食べます。
赤じそは、塩でもんでかたく絞り、梅白酢の中にほぐし入れて梅干し漬けに利用します。
箸休めとしておしるこに少量小皿につけて出したり、野菜のもみ漬けや和え物、酢の物などに少量混ぜたりして食べます。
一年間は保存できます。食べるときは適量塩抜きして使用します。
※濃縮されているので、2~3倍に薄めて飲む。
赤しそと酢を合わせて取ることで疲労回復効果がアップします。
英名 | Perilla |
科名 | シソ科 |
別名 | シソ(アオジソ、アカジソ、チリメンジソ、エゴマなど) |
原産地 | 中国 |
使用部 | 葉または種子 |
シソは紫色で生命を蘇らせるという意味の名をもち、古くから発汗作用、胃の働きの促進作用、利尿作用に優れた効果を発揮するといわれ、漢方でもおなじみの生薬です。
葉は蘇葉と呼ばれ、解熱、鎮痛、利尿などに、種子は紫蘇子と呼ばれ鎮咳、去痰などの生薬として用いられています。
日本では平安時代から漬物として使用されてきました。
シソ種子油中のα-リノレン酸が、抗炎物質ロイコトリエンの生成を抑制すると考えられています。
シソ葉エキスや種子エキスは炎症を誘引する酵素(ヒアルロニターゼ、シクロオキシゲナーゼなど)を阻害するなどして、特異的IgE産生を抑制し、抗炎症作用を有すると考えられます。
1.試験デザイン:プラセボを対照とした二重盲検試験
2.試験デザイン:プラセボを対照とした二重盲検試験
1.試験デザイン:コーン油を対象としたオープン・ラベル試験
抗アレルギーに対して、シソ葉抽出物として200~1,000mg、種子抽出物として100~150mgが摂取されています。
長年の食生活の中で使用されてきた食品であるため、安全性に関する研究などは特に行われていませんが、特に危険性はないと考えられています。
相互作用の報告はありません。