アカザの特徴

  • 漢名:藜(レイ)
  • 別名、方言名:阿加佐、アカアサ、エドアカザ、アオアカザ、サトナズナ、ウマナズナ、シロアカザ

葉に特色があり、緑の葉の中心部がほんのり紅紫色をさしています。
シロザはこの部分が白くなっています。
若葉には白い粉がふいていてキラキラ光ります。

長い柄に三角上の卵形の葉が互生し、ゆるやかな切れ込みがあります。
茎は直立し、五角形で縦に筋があり1.5mを超す大型草です。

一年草でこの茎が秋には枯れて木質化し、堅くなります。
夏の日照りに、分岐した先に穂状の細かい黄緑色で花弁のない小花を多くつけます。

アカザ


アカザの食べ方・利用法

シロザを含めて、古くから利用されている山菜の一つで、栄養価も高く美味しいです。
アクやクセがなく、やわらかくてほうれん草のようです。

軽くゆでて、和え物、お浸しに適しています。
油炒め、煮物、佃煮、汁の実に利用できます。

アカザレシピ

アカザのゴマ和え


薬用としての利用法と効能効果

生葉を揉みつぶし、しぼり汁を虫刺されに用います。
高血圧や中風には乾燥葉を煎じて食前に飲用します。
歯痛には生葉を噛むか青汁でうがい、又煎じ汁でふくみうがいをすると良いと言われています。

アカザの栄養・成分

ビタミンAB1C、ベタインなどを含みます。

アカザの保存方法

保存には、ゆでて乾燥しておくと良いでしょう。


アカザの分布と自生地

分布

日本全土に広く自生しています。

自生地

市街地から荒農耕地、河原など。
かなり群生もしますが、毎年同じ所にはないことが多いようです。

アカザ採集の時期

初夏頃の新芽から秋近くのまで葉を摘むことができます。
新芽を摘むと次々と出て、脇芽をかけば、長く利用できます。

薬用には、生なら随時採り、乾燥なら夏に、種子は秋に取ります。

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