マカ

英名Maca
科名アブラナ科
別名macamaca、maino、ayak chichira、ayak willku
原産地ペルー
使用部根、地下茎

マカの栽培起源は、紀元前1600年であることが考古学的に証明されています。
マカは二千年前のプレインカ時代よりアンデス高地で栽培され、アンデスのインディオにとって機能性食料品としてだけでなく、民間薬としても用いられてきました。
アマリージャ(黄)、モラーダ(紫)、オスクーラ(黒)と数種存在していますが、品種間での一般栄養成分に差異は認められていません。

期待されるマカの効果効能

  • 疲労回復作用、発汗作用、免疫増強作用、強壮作用、生理不順、月経閉止の改善

マカの作用メカニズムは、明確ではありませんが、マカエキスの摂取により男性機能増強作用が臨床試験で確認されています。
この向上効果はHamilton Scoreや血清中のホルモンなどの変化によるものではないと推測されています。


マカの有効成分・栄養素

炭水化物、タンパク質、脂質、食物繊維の他、グルコシノレート、ステロール、アルカロイド、ポリフェノール、サポニンなど。
有効成分はグルコシノレート類、特に芳香性グルコシノレート類と考えられ、その本体としては、これら化合物の代謝体である(ベンジル)イソチオシアネートと推測されています。
また、近年ではマカから新規物質として、不飽和脂肪酸(maceane)とそのアミド(macamide)の存在とそれらの性機能向上効果も報告されています。


精子に対する試験

・試験デザイン:マカ含有タブレットの経口摂取による被験者全員を投与群とするオープン・ラベル試験

  • 対象:健常男性(24~44歳)
  • 人数:9人
  • 投与量:マカ(乾燥物)として、1,500mg/日、もしくは3,000mg/日を4カ月間
  • 測定項目:精子数/(一定単位当たり)、活動精子数、精子の運動能力、ホルモン(LH,FSH,PRL,T,E2)   
  • 結果:マカ摂取による精子生産能力と運動能力向上が確認された。用量依存性はなかった。


マカの摂取量

マカ乾燥物1,500~3,000mg/日


マカに関する注意点・安全性

アンデスでの食経験は長く、副作用に対する報告もありません。


マカと薬との相互作用

相互作用の報告はありません。


その他マカの特記事項

ペルー現地の使用経験では、高地で生産されたマカほど品質的に良いとされています。
その評価基準のひとつとしては、「辛味」の強さです(辛いほどグルコシノレート類が多いと考えられます)。


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