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ごぼう
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ゴボウとは、西アジア原産のキク科ゴボウ属の多年草です。
ゴボウの野生種は、欧州北部からシベリア、北部中部に分布しています。
日本へは中国から薬用として伝えられましたが、それを改良して古くから食用にしていました。
品種の分化は少なく、根の長短、茎の色、生育やとう立ちが早いか遅いかくらいの差がある程度です。
根が太く短いごぼうの元祖ともいえるごぼうです。
直径は10㎝、重さ2~4㎏にもなります。
大人のももくらいの太さのものもあります。
中に空洞があり、やわらかで味がよく、煮物にすると非常に美味しい。
5~6月頃に出回る初夏の味で、葉は切り落とし葉柄部分を使います。
香りのよさとほのかな苦味や、歯触りのよさが身上です。
きんぴらや煮物、揚げ物、ささがきにしたものをドジョウと一緒に煮た柳川鍋、そして汁の実、酢ごぼう、みそ漬けなど、利用方法が多岐にわたる重宝な野菜です。
葉ごぼうは葉柄の部分を刻んでコンニャクや油揚げと一緒に煮しめにしたり、茹でて白あえ、煮びたしにしても美味しい。
泥ごぼうの場合は泥を洗い流し、皮に香りやうまみがあるので、むかずに包丁のみねやタワシなどで、こそげ落とすようにします。
料理に応じて切りますが、切るそばから水にさらしてアク抜きしますが、さらし過ぎは香り、うまみ、栄養成分を損なうので注意しましょう。
酢水につけると変色を防げます。
また、柳川鍋などに使うささがきは、鉛筆を削る要領で水の中に細かく薄くそいで落としていきます。
ごぼう+油で腸力アップ
晩秋~冬。
新ごぼうは初夏
周年栽培されているので年中手に入ります。
滝野川系ごぼうは北関東の各県、岩手、青森、徳島など。
堀川ごぼうは京都が特産です。
ゴボウはビタミンB1、B2、C、カルシウムを含み、注目の食物繊維(ダイエタリーファイバー)が豊富です。
エネルギーもじゃがいもと同じくらいで、野菜の中では高めです。