じゃがいも・馬鈴薯とは

じゃがいもとは、南米のアンデスを原産地とするナス科ナス属の多年草です。

新大陸発見後ヨーロッパに渡り、日本に入ってきたのは16世紀末です。
オランダ人によってジャカトラ(現インドネシア)からもたらされ、そこからジャガタライモ、略してジャガイモと呼ばれるようになりました。

また、馬鈴薯という呼び名は馬につける鈴に似ていることからついたとされています。
日本で本格的に栽培が始まったのは明治以降で、北海道の開拓と共に普及しました。

じゃがい

じゃがいもの種類と特徴

男爵いも

男爵いも

明治41年にイギリスより導入されました。
球形に近い形でくぼみがあり、全体に丸くてごつい感じです。
デンプンが多くホクホクして味がよい。

選ぶときは中玉クラスのものが品質が安定しています。
シワや傷がないものを選びましょう。
中1個120~200g。

メイクイーン

大正6年にイギリスより導入されました。
だ円形に近い細長いタイプのじゃがいもで、肉は少し黄みがかり、味がよく粘質で煮崩れしない。

ワセシロ(伯爵)

白色の早生で肥大が早い。
男爵いも同様美味しい。

キタアカリ(黄金男爵)

黄色デンプンが多い。
男爵いも同様美味しい。

スノーマーチ

そうか病に強く、デンプンも多い。

さやあかね

疫病に強く、黄白色。
デンプンも多く、コロッケに向きます。

インカのめざめ

小粒で濃黄色です。
クリのような風味で粘質です。

インカパープル

紫色で、粘質です。
食味は中くらい。

インカレッド

皮、肉質とも赤い。

長崎系

形は男爵いもに似て、丸くごつい感じですが、皮がやや濃い。
粘質でホクホクしています。

新じゃが

小型の新じゃがは、若どり用の専用品種で、北海道などの寒冷地からの貯蔵ものがなくなる時期に出回る春の味覚です。
買い置きせずに、風味のよいうちに食べるようにしましょう。


じゃがいもの栄養効能効果

じゃがいもの主成分はデンプンで、カロリーはお米の半分と低カロリーです。
熱を加えても壊れにくいビタミンC、カリウムが多く含まれ、また食物繊維も豊富です。

このため、胃腸病、腎臓病、糖尿病、高血圧予防などに効果を発揮すると言われています。

じゃがいものビタミンCが壊れにくいのは、じゃがいものデンプン質がビタミンCを包んで保護しているからです。

じゃがいもの食べ方・利用方法

和風では、煮物、汁の実、きんぴら。
細く切ってサッとゆでたものを酢の物や和え物に使うとシャキシャキした歯触りが楽しめます。

洋風では、粉吹いも、マッシュポテト、フライドポテトなどにして料理の付け合わせに使うほか、皮付きのまま蒸し焼きにしたベークドポテト、スライスしてホワイトソースと混ぜてグラタンなどにします。

ポテトサラダやコロッケにも欠かせません。
また、ベーコンと一緒に炒めても美味しい。
その他、ゆでて裏ごししてスープに混ぜたり、カレーやシチューなどの煮込み料理に使います。

中国風では、細切り、乱切り、薄切りにして、炒め物、煮物、蒸し物、和え物など用途は広い。

ビタミンCを逃がさない

煮物などの際、じゃがいもをできるだけ大きく切ったほうがビタミンCを保つことができます。
肉じゃが、おでんなどでじゃがいもを丸ごと使うのは、栄養的に理にかなっています。

じゃがいもの保存

じゃがいもは低温に弱いので、冷蔵庫の保管には適しません。
涼しくて風通しのよい冷暗所で保存します。

また、袋などに入れ中にリンゴを一緒に入れておくと芽が出にくくなります。
これはリンゴが発するエチレンガスの不思議な力です。
通常エチレンガスは、野菜の成長を促進しますが、じゃがいもの場合は出芽を抑えます。

じゃがいもは、保存がききますが、貯蔵期間が長くなるほど風味も落ち、栄養価も減るので早めに使い切るようにしましょう。

じゃがいもの旬

春から初夏に出回る春いもと秋から冬に出回る秋いもがありますが、貯蔵がきくので年中市場に並びます。
新じゃがは春先から出始めます。

じゃがいもの産地

秋いもは北海道が全収穫量の2/3を占めています。
春いもは千葉、福島、宮城、青森、静岡、長崎、岩手など。
新じゃがは鹿児島、長崎など。

じゃがいもの芽の毒

じゃがいもの芽や皮の緑色の部分にはチャコニンとソラニンと呼ばれる2種類の有害物質(アルカロイド)が含まれています。

この毒を食べると、胃腸障害として吐き気、腹痛、下痢、神経障害としてめまいなどを起こします。

出芽してないじゃがいもなら一度に100個食べても大丈夫ですが、出芽すると10個程度食べると中毒症状を起こす場合があります。

もし芽が出てしまったら、芽をちょっと深めに取り除き、皮も少し厚めにむけば食べられます。


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