コズイシ  別名:コリアンダー

  • 薬効:健胃 食欲不振 消化不良 歯痛 麻疹 風疹 咳止め

コズイシはセリ科の1~2年草、コエンドロの成熟果実を乾燥したものです。

コズイシは独特の芳香があります。
果実には精油成分としてγ-リナロール、リネン、ピネンを含んでいます。コエンドロの全草は芫すい(げんすい)です。
全草にはビタミンC,デカナール,ノルアルデヒドなどが含まれます。

コリアンダー

独特の香はγ-リナロールによるものです。
果実、全草とも健胃、消化不良に用います。
発疹がなかなか出ない麻疹や、風疹には発疹の発現を促進させ、体の中に症状がこもるのを予防し、全身状態を改善します。

芫すい草を沸騰した湯にいれ、再度沸騰させ、お湯で濡らしたタオルで温湿布する方法もあります。
歯痛には煎じた液を口に含めば痛みが和らぎます。

お茶として用いれば,咳止めや健胃に効果があります。

香料野菜として東欧、地中海沿岸、東アジアなど世界各地で栽培されています。

コリアンダーという名はギリシャ語の南京虫コリスに由来しています。若い果実や青葉にはカメムシに似た独特の臭いがあり、苦手な人もいるかもしれません。

近年、葉は中華料理で使う香菜として店頭でも見かけるようになりました。
ヨーロッパ、南米、インドでは香辛料として頻繁に利用されピクルス、カレー粉、ソーセージなどにも用いられています。

また、中華スープやエスニック料理に根生葉は欠かせません。
また、肉料理の付け合わせにも適しています。

薬としての歴史は長く、ヨーロッパではエ一ペルス、パピルスにも収載され、ヒポクラテスなど古代ギリシャの医者たちも使用していたようです。



コズイシの効果効能

  • 健胃、食欲不振、消化不良
  • 麻疹、風疹でなかなか発疹しない時、発疹の発現を促進させる(内服または外用でも)
  • 歯痛
  • 咳止め

コズイシの利用方法

  1. 健胃、消化不良、食欲不振には料理に用いると手軽です。
  2. 発疹がなかなか発現しない発疹、風疹には内服でも外用でも効果があります。外用の場合には沸騰したお湯に入れ、再度沸騰させ、その液でタオルを湿らせ湿布します。
  3. 歯痛には煎じた液を口にふくみます。
  4. 咳止めにはお茶にして飲みます。


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