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高麗人参
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英名 | Chinese ginseng、Korean ginseng、Japanese ginseng |
科名 | ウコギ科 |
別名 | オタネニンジン、薬用ニンジン、朝鮮人参 |
原産地 | 中国東北部、北朝鮮 |
使用部 | 根、根茎 |
中国の古い医学書「神農本草経」に「五臓を補い、精神を安定し、邪気を除き、身を軽くして寿命を延ばす」と記載されている伝統的な食薬です。
漢方では強壮などの為に生薬として利用されています。
中国名の人参はその根が人の形に似て分岐していることから名づけられ、古くは厄除けのまじないにも用いられていました。
高麗人参は強い滋養強壮作用があり、その機序は総合的な働きによって持たされると考えられます。
神経系や副腎皮質系を興奮させ、心臓の収縮力を強める作用、消化吸収、新陳代謝を高める作用などがあるので、体力回復、消化吸収機能の増進、貧血、脱水、糖尿病、神経衰弱などに使用されます。
詳細なメカニズムは不明ですが、総合的な効果により、体力不足や疲労、生活習慣病の改善に有効とされています。
また、健常成人の記憶、記憶力の向上に対して、イチョウ葉エキスとの併用で相乗効果が期待できるという報告があります。
1.試験デザイン:プラセボを対照とした無作為化二重盲検試験
1.試験デザイン:プラセボを対照とした無作為化二重盲検試験
1.試験デザイン:プラセボを対照とした無作為化二重盲検試験
妊娠・授乳中、子供への使用は避けたほうが望ましいでしょう。(新生児死亡例、動物による催奇形性の報告があることによる)
また、血圧上昇傾向がみられることもあり、高血圧気味の人は控えたほうが良いでしょう。
その他、まれに過剰摂取により、不眠、動悸、頭痛、浮腫などがみられることがあります。
一般的な使用の範囲内であれば問題ないと考えられますが、作用機序が多岐にわたるため、病態への影響は考慮するべきでしょう。