黒豆(黒大豆)の特徴・栄養

  • 黒豆の主な産地:北海道。丹波黒は西日本一帯で栽培されますが、丹波地方が有名。

黒豆は大豆の一種で種皮、へその色とも黒色の黒大豆のことです。
一般に他の大豆と区別して黒豆と呼ばれることが多い。

黒豆は主に煮豆に使われ、大粒のものが重視されて多く出回っています。
なかでも丹波黒は超大粒で形がよく、独特の甘みを持った優れた味わいのものとして知られています。
特に京都から兵庫にかけての丹波地方が最上で珍重されています。

また、北海道では光沢のある中生光黒やとかちくろなどの大粒種が栽培されています。
丹波黒よりやや小さく扁平ですが、質がよく生産量も多い。

この他、中粒(100粒重量29~34g)以下の黒豆が多少出回っています。
形は楕円形に近いものが多く、碁石豆などの呼び名もあります。
南部地方の雁食豆など各地の在来種がほとんどで栽培量は少ない。

黒豆(黒大豆)の種類

丹波黒

100粒重量約45gあって非常に大きく、球状に近いふっくらした形で表面が粉をふいたような独特の色合いが特色です。

煮豆にしたときの仕上がりも美しく、味も甘みがあって美味です。

丹波黒

雁食豆(がんくいまめ)

中央にへこみがあって雁がつついた後のように見えることからこの名がつきました。
中粒で楕円形です。

雁食豆・雁喰豆


黒豆の食べ方・利用方法

黒豆は煮豆にすることがほとんどで、お節料理に欠かせません。
作り方は色々ですが、ふっくらとぶどうのような色と形に仕上げるものをぶどう豆ともいう。

やわらかくしわを寄せないように作るためには、十分水につけ、やわらかくなるまで煮てから砂糖を加える(逆に初めから砂糖液に漬け込んでおいたり、やわらかく煮てから砂糖と水で作ったみつに漬け込む方法などもある)。
時間をかけて丁寧に煮る事が大切です。

かために作りたいときは、砂糖を少し早めに加えます。
重曹を加えると皮がやわらかくなり、色が真っ黒に仕上がります。

他に、やわらかく煮た黒豆をおこわに混ぜる黒豆おこわは法事など不祝儀に使われます。

また、黒豆の煮汁で炊いたご飯は風情のある藤色になります。

黒豆おこわ

黒豆レシピ

含め煮
【材料:4~6人分】

  • 黒豆:カップ1.5~2
  • 砂糖:カップ2
  • しょうゆ:大さじ1~2
  1. 黒豆は水カップ6に一晩つけておく。
  2. つけ汁ごと火にかけ、煮立ったら弱火にしてアクをすくい取り、落し蓋をして豆が十分やわらかくなるまで煮る。途中水分が減ったらさし水して補う。
  3. 砂糖を加えてさらに20分煮る。
  4. しょうゆを加えてさらに5分ほど煮て火を止め、煮汁ごと冷まして味を含ませて完成。

黒豆煮


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