だいだい

  • 薬効:疲労回復 消化不良 胃炎 風邪 ひび・あかぎれ 乾燥肌
    フケ防止  

現在、漢字では「橙」と書きますが、もともとは「代々」と書くのが正しい表記でした。

この名の由来は、実が枝から落ちず、代々増え続けるところから来ています。
昔の人がこれを見て、子孫繁栄の象徴と考えたそうです。

正月の鏡餅にだいだいをのせるのも「代々子孫が繁栄しますように」という祈りを込めてのことでした。

だいだいの、原産はインドといわれ、日本には中国から伝わってきました。
一説によれば、日本に伝わってきたもっとも古い柑橘類だともいわれています。

皮が厚く、種子が多いのが特徴で、非常に酸味の強い、さわやかな香りの果汁を持っています。

この果汁をポン酢と称して、冬場の鍋料理に欠かせないものとなっています。

しょうゆにだいだいをたっぷりしぼって、湯豆腐やたらちり、水たきなどのタレに使うと、絶妙な味わいが楽しめます。

だいだいを買うときのポイントは、皮に張りがあり、少し赤みがさしている物を選ぶと良いでしょう。
皮がしなびているのもや、持ってみて軽い感じのものは、果汁が少ないので敬遠したほうが良いでしょう。

だいだいの栄養素と効能効果

だいだいの酸味は、夏みかんなどと同じクエン酸で、ビタミンB1,B2,Cの各種ビタミンも含みます。

果皮には、リモネンフラボノイド、リモニンといった成分の精油が含まれています。

皮を乾燥させた「橙皮」は、粉末にして健胃薬として使われています。
食欲不振や胃がもたれてスッキリしないときなど、この橙皮を飲むと、独特の芳香とさわやかな苦みが胃を心地よく刺激してくれ、消化不良、胃炎など、さまざまな胃のトラブルに効果があります。

また、おなかにガスが溜まって、苦しいときも、ガスの通りを良くします。

風邪をひいて熱っぽいときには、半分ほどしぼって熱い湯を注ぎ、砂糖を適量加えて飲むと、症状が改善されます。

このしぼり汁は、疲労回復やのどの渇きにも効果があります。

だいだいは、ひびやあかぎれの特効薬にもなります。
だいだいを輪切りにして、ひたひたの量の日本酒に漬けておくと、しだいにヌルヌルした汁になります。

これを手の荒れた部分によく塗りこみます。
皮に含まれている油分が、肌を滑らかにし、潤わせてくれます。

手あれだけでなく、冬場、顔の皮膚が乾燥してかさついたとき、あるいは乾燥肌で皮膚に潤いのない人などこの汁を使ってみると良いでしょう。

同様の原理で、頭皮のフケ症にも、この汁は効きます。
洗髪の後に、少量頭皮にすり込むようにすると、やがて効果が現れます。