3大栄養素
人が生命活動を行うためにはエネルギーが必要ですが、このエネルギー源となるのが、糖質、脂質、タンパク質の3大栄養素です。
数多くある栄養素の中でも、特に重要な働きをしていて、かつたくさんの量が必要なのが3大栄養素です。
これらは、体内に入ると燃焼してATP(アデノシン3リン酸)を生み出しますが、ATPはそのままでは利用できないので、さらに分解されます。
その時に、エネルギーが発生されます。
このように、栄養素を体内でエネルギーに変換する過程をエネルギー代謝といいます。
糖質はエネルギー源としての働きが中心ですが、脂質やタンパク質にはない特徴として、脳のエネルギー源となることがあげられます。
脂質は貯蔵用エネルギーとして、皮下や内臓の周囲に脂肪組織となって蓄積したり、血液や脳などの細胞膜の材料としてもつかわれます。
タンパク質は、通常は筋肉や臓器、皮膚などの構成成分として使われますが、体が飢餓状態に陥るとエネルギーとしても利用されます。
糖質と炭水化物
炭水化物とは、体内で消化される栄養素の糖質と、消化されない非栄養素の食物繊維を合わせた総称です。
糖質は体のエネルギーになりますが、食物繊維はエネルギーにはなりません(しかし、健康維持には役立ちます)。
この2つが組み合わさったものが炭水化物であり、代表的な食品は、米やパンなどの穀類があげられます。