天ぷら

サクサク衣の作り方

グルテンを成長させない

ジトジト衣になるのは水分が多いからです。
衣の水分は揚げた時に蒸発します。

ところが、衣の作り方を誤ると、小麦粉のタンパク質が結びついてグルテンという物質ができます。
これは、うどん等のコシの強さを生むのには欠かせないが、天ぷらの衣では水分の蒸発を妨げます。

サクサク衣を作るには、グルテンを成長させないことが重要ポイントです。

サクサク衣を作ろう

材料の目安:卵1個、水2カップ、薄力粉2.5カップ

  1. 薄力粉をふるいにかけ、冷蔵庫で冷やす。
    水も冷やしておく(衣の温度を上げないため)
  2. ボウルに卵を溶き、水を入れてよく混ぜる。
  3. 薄力粉を少しずつ入れ、太い箸を使い、練らずに切るようにざっくりと手早く混ぜる。
    目安は約1分間。粉が残っていてもかまわない。

材料に合わせて下処理

魚・エビ・イカ

水気をよく拭き、小麦粉を薄くつけてから衣をつける。
エビは腹に切れ目を入れ、尾先と剣先を切り、剣先から水分をしごき出す。
イカは薄皮も剥いておく。

野菜

水気をよく拭く。
シシトウは竹串で穴をあけておく。

適温で揚げる

材料にあった温度で揚げる

一般に天ぷらの適温とされているのは、175~180℃ですが、生で食べられる新鮮な魚やエビ、イカの場合は火が入り過ぎるとかたくなってしまいます。

天ぷらの名人はエビを200℃で27秒で揚げていました。
新鮮な魚介類は高温で短時間で揚げるのがコツです。

一方、さつまいもなどの根菜は、甘みを引き出す酵素がじっくりと働くように、低温で時間をかけて揚げると良いでしょう。

揚げ油の温度の見分け方

  • 160℃:青じその葉、シシトウなど
    衣がいったん鍋の底まで沈み、すぐに浮き上がる。
    揚げ玉の形は丸い
  • 170℃:さつまいもかぼちゃ、れんこんなど
    衣は鍋の中ほどまで沈んでから浮く。
    揚げ玉に角のような突起ができる。
  • 180℃:魚、エビ、イカを芯まで火を通したい場合
    衣は油の表面近くでパッと散る。
    形は角がさらに長くなり細くなる。
  • 190~200℃:生で食べられる新鮮な魚、エビ、イカなど
    190℃を超えると油からは薄い煙が出る。
    衣は油の表面で勢いよく散る。

天ぷらのカロリー

  • えびの天ぷら(中)  58kcal
  • イカの天ぷら(小)  46kcal
  • きすの天ぷら    42kcal
  • かぼちゃ天ぷら  56kcal
  • ナスの天ぷら   40kcal
  • さつま芋の天ぷら(中) 78kcal
  • いんげんの天ぷら 47kcal
  • ししとうの天ぷら 16kcal
  • しいたけ天ぷら 34kcal
  • 野菜のかきあげ 108kcal
  • 青ジソの天ぷら 37kcal
  • 海苔の天ぷら 25kcal

天ぷら盛り合わせ

天ぷらレシピ動画まとめ

半熟卵の天ぷら

海老の花揚げ


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