メシマコブ

科名タバコウロコタケ科
別名特になし
原産地日本、(本州以南)、フィリピン、オーストラリア、北アメリカ
使用部培養菌糸体

メシマコブは桑の木に寄生するキノコですが、希少で栽培も困難な為、天然の姿品(キノコ)を確保することは大変難しキノコです。
現在では、韓国でメシマコブの菌糸培養が成功し、その多糖類成分の免疫増強効果も明らかになりました。

期待されるメシマコブの効果効能

  • 免疫賦活作用

メシマコブの作用、効果効能

  • メシマコブ菌糸体は抗がん性免疫機能増強剤として、韓国で医薬品として認可されています。

作用機序は、主にマクロファージ細胞、NK細胞、T細胞、B細胞などの免疫細胞を活性化・強化させることにより、宿主が自力でがん増殖、転移、再発緩和をすると考えられます。

また、感染細胞を自己自滅に導く作用(アポトーシス作用)もあるといわれています。

胃がんに対する試験

・試験デザイン:比較対照試験

  • 対象:胃全切除手術後胃がん3期患者
  • 人数:67人
  • 投与量:Mesima-Exを1.1g×3回/日、全員に5FU+Adriamycinを投与。さらにMesima-Ex併用させる群30人、非併用群37人
  • 結果:メシマコブ併用群において、開始2ヵ月と4ヵ月後に、NK細胞の有意な増加が確認されました。
    2ヵ月後に、メシマコブ併用群は、抗体依存性細胞性細胞障害とCD4+細胞率において、有意な増加効果が認められました。
    2年間の患者の生存率は、非併用群58%に比べてメシマコブ併用群が有意に増加しました(58%対77%)。

各種がんに対する臨床試験

・試験デザイン:比較対照試験

  • 対象:47~80歳の初期~末期ガン患者(胃がん9人、肝臓がん3人、直腸がん2人、がん転移2人、その他6人)
  • 人数:22人
  • 投与量:Mesima-Exを1.1g×3回/日、cyclophosphamideによる化学療法のみの群、化学療法+Mesima-Ex、Mesima-Exのみ投与する群。
  • 結果:Mesima-Ex投与前に比べて投与後では、ヘルパーT細胞数とCD4/CD8率が有意に改善しました。
    リンパ球のPHA刺激応答能が有意に改善しました。細胞間接免疫を調査したところ、15例中12例に改善が確認されました。

メシマコブの有効成分・栄養素

  • α-酸性ヘテロマンナンタンパク複合体

メシマコブの摂取量

  • メシマコブとして3.3g/日前後。

メシマコブに関する注意点・安全性

  • 1993年に韓国で嫌品として認可されて以来、副作用の報告例がありません。
    ただし、医薬品の注意事項に、ごくまれに吐き気、食欲不振、下痢、胃部不快感などの症状が現れることがあると記載されています。

メシマコブと薬との相互作用

  • 相互作用の報告はありません。

その他メシマコブの特記事項

韓国では医薬品として認可されており、他の抗がん剤と併用する実例が多くあります。
韓国では胃がんの他、食道がん、肝臓がん、膵臓がん、大腸癌、直腸がんなど消化器系がんや、肺がん、乳がん、子宮がん、甲状腺がんなどの臨床治療例もあります。

その他、Ⅰ型糖尿病改善効果に関する研究も進められています。


メシマコブの関連ページ/通販情報