ピーマン

英名bell pepper
科名ナス科
別名
原産地中南米

ピーマン

ピーマンの色や大きさ、皮の厚さは品種によってさまざまです。
一般的なものは緑色で皮の薄い緑ピーマンですが、完熟すると赤ピーマンとなります。

また、オランダパプリカの名で出回っている品種は、果実が大きくて皮が厚く、甘みが強いのが特徴です。
色は緑、赤のほか、オレンジや黄色、濃紫色などがあります。

ピーマンの栄養

ピーマンと赤ピーマンの栄養を比較すると、ピーマンのおもな栄養素であるビタミンACE、カロテンなどすべてが赤ピーマンの方が多く含まれています。
つまり、赤ピーマンのほうが栄養面では優れていることになります。

ビタミンA

緑ピーマン:67μg
赤ピーマン:180μg

ビタミンC

緑ピーマン:76μg
赤ピーマン:170μg

ビタミンE

緑ピーマン:0.8mg
赤ピーマン:4.3mg

カロテン

緑ピーマン:400μg
赤ピーマン:1100μg


この違いはそれぞれの収穫時期の違いから生じています。
実は、緑ピーマンは未熟果といい、成長の途中で収穫したものです。

収穫せずにそのままにしておくと、やがて緑の果実は完熟して赤くなる(品種によってはオレンジ色や黄色などになる)。
ピーマンは十分に熟した実だから、糖度が高くなり、栄養もたっぷりです。

ピーマン特有の苦みは、糖度が上がるとともにやわらいでいきます。
ピーマンが嫌いな子供は、無理をするよりも食べやすい赤ピーマンで栄養を取ると良いでしょう。


ピーマンのカロリー

  • 22kcal(100g)
  • 6kcal (M1個・26g)

ピーマンの血液サラサラ効果

ビタミン類の含有量では赤ピーマンにかなわなかった緑ピーマンですが、実は驚くべき健康効果があります。
それは血液サラサラ効果です。

30歳代から50歳代の人に2色のピーマンを150g食べてもらい、食前と食後で血液の流れ方の変化を測定するという実験で、ピーマンの血液サラサラ効果を調べました。

その結果、どの人も食前に比べ、食後の方が血液の流れが速くなっていることが分かりました。
つまり、血液がドロドロ状態からサラサラ状態に変わっていたのです。

また、それぞれを食べた後の血液を比較すると、緑ピーマンを食べた時の方がサラサラ度が高いことが分かりました。
つまり、緑ピーマンは赤ピーマンよりも血液サラサラ効果が高いことになります。

血液サラサラ効果をもたらす成分は、まだはっきりと分かっていませんが、結果は確認できました。

子供が嫌う「苦み」はある程度年齢を重ねると「うまみ」の一種として感じるようになります。
苦みの強い緑ピーマンは、血液がサラサラと流れている子供にはそれほど必要としないが、血液がドロドロになりやすい大人には大切な食材となります。

子供のころ苦手だった緑ピーマンが、大人になるといつの間にか食べれるようになるのは、人間の体が自然に健康効果のある食品を欲するからなのでしょうか。

カラーピーマンの栄養

ピーマンよりも食べやすくさらに栄養価が高い

肉厚で甘みが強い強いカラーピーマンは苦味がないので食べやすいうえ、鮮やかな色彩は食に対する子供の興味もそそります。

ビタミンCがたっぷりで、ビタミンE、カロテンも多く、高栄養素です。
積極的に使いたい食材です。

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