ギムネマ

英名Gymnema sylvestre
科名ガガイモ科
別名匙羹藤(シャカトウ)武靴藤(ブカトウ)、グルマール
原産地インド中南部
使用部

ギムネマは、グルマール(ヒンディー語で砂糖を壊すものという意味)とも呼ばれ、甘味成分抑制剤としても知られています。
インドのアーユルヴェーダでは糖尿病治療薬として珍重されてきました。
19世紀半ばにイギリスのエドワード大尉が本国に持ち帰り、後に科学者のフーバーによってギムネマ酸が提唱されました。
 

期待されるギムネマの効果効能

  • 甘味抑制作用
  • 血糖上昇抑制作用
  • 脂質代謝作用
  • 抗う食作用

ギムネマ酸は小腸上皮細胞の糖輸送担体を阻害し、血糖値の上昇を抑制します。
さらに小腸上皮から分泌されるGIPも低下させるとの報告もあります。


ギムネマの有効成分・栄養素

  • ギムネマ


糖尿病に対する試験

1.試験デザイン:ギムネマ酸非投与群を対照とする比較対照試験

  • 対象:I型糖尿病患者(インスリン療法併用)
  • 人数:27人(男性17人、女性10人)
  • 投与量:ギムネマ抽出部400mg/日を30週間
  • 結果:血糖値およびインスリン投与量の減少が認められました。


血清インスリンに対する試験

1.試験デザイン:糖負荷試験群を対照とする比較対照試験

  • 対象:健常男性(平均年齢22歳)
  • 人数:16人(ギムネマ酸摂取群9人、ギムネマ水抽出物摂取群7人)
  • 投与量:ギムネマ酸50㎎、ギムネマ水抽出物(ギムネマ酸54㎎)、を各単回
  • 結果:両方とも血清インスリ値が著しく低下しました。


ギムネマの摂取量

ギムネマ酸として約400mg/日


ギムネマに関する注意点・安全性

妊婦・授乳中の食経験に関する報告および、子供に対する報告はありません。


ギムネマと薬との相互作用

血糖値の上昇抑制作用があるため、糖尿病治療薬との併用は効果を増強させ、必要量を減らす事も期待はできるものの、低血糖になりすぎる可能性があるので注意しましょう。


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