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キャベツ
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アブラナ科のキャベツは、地中海や大西洋に面したヨーロッパが原産です。
キャベツと言えば、その特異的な成分にビタミンUがあります。
キャベツから発見された成分で、胃腸の粘膜の保護・回復効果が期待できます。
また、キャベツにはビタミンCが豊富に含まれています。
キャベツのビタミンCやビタミンUは水溶性のため、細かく切る前に洗うようにしましょう。
キャベツに含まれているファイトケミカルは、イソチオシアネートです。
これはブロッコリーや白菜などのアブラナ科の野菜共通に含まれる成分で、抗酸化作用によるがん予防効果が期待できます。
カロリー・エネルギー | 23 | Kcal | |
96 | KJ | ||
水分 | 92.7 | g | |
タンパク質 | 1.3 | g | |
脂質 | 0.2 | g | |
炭水化物 | 5.2 | g | |
灰分 | 0.5 | g | |
ナトリウム | 5 | mg | |
カリウム | 200 | mg | |
カルシウム | 43 | mg | |
リン | 27 | mg | |
鉄 | 0.3 | mg | |
ビタミンA | カロテン | 50 | μg |
レチノール当量 | 8 | μg | |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | |
ナイアシン | 0.2 | mg | |
ビタミンC | 41 | mg | |
飽和脂肪酸 | 0.02 | g | |
食物繊維総量 | 1.8 | g |
キャベツは、せん切りにしてつけ合わせ、サラダに使うことが多いですが、水に浸し過ぎるとビタミンなどの水溶性の栄養素が流出するので注意しましょう。
キャベツの豊富なビタミン類を効率的に吸収するには、加熱する場合はサッと蒸す程度にするのがおススメです。
和風ではサッとゆでてお浸し、和え物にしても良いでしょう。
またぬか漬けや浅漬けにするほか、汁の実などに利用します。
洋風ではマリネやロールキャベツ、スープ煮などの煮込みに用います。
発酵させた塩漬けキャベツはドイツでザワークラウト、フランスのアルザス地方ではシュークルートと言い、つけ合わせや、ソーセージなどの煮込みに使われます。
中国料理では、炒め物、和え物、スープ料理、漬物などに幅広く利用されています。
キャベツのビタミンCは、芯の部分に多く含まれています。
捨てるのはもったいないので、利用しましょう。
ビタミンKの吸収率を高めるには、油分を一緒にとることです。
緑色の外葉に多く含まれているビタミンA(β-カロテン)も油との相性が良いです。
キャベツの保存は、丸ごとなら芯をくり抜き、その穴に水を含ませたペーパータオル等を詰めてポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ入れます。
カットしたキャベツの場合は、湿らせたキッチンペーペーで包んでからポリ袋に入れ野菜室で保存すると良いでしょう。
日本各地のものが一年中出回っています。
時期に応じて、春キャベツ、夏秋キャベツ、冬キャベツと呼び分けられています。
春キャベツは千葉、神奈川、夏秋キャベツは長野、群馬、冬キャベツは愛知が主です。
紫キャベツは、千葉、静岡、愛知、茨城、長野、北海道など。
外側の葉が緑色で、巻きがしっかりしているもの。
また持ってみて重量感のあるものは中の葉が密で良質です。
春キャベツの場合は巻きがふっくらしているのが特徴なので、持ち比べて重い方を選ぶ。
頭が尖っているものはとうが立っている可能性があるので注意しましょう。
キャベツの仲間の種類は多く、大きく分けるとキャベツ、ケール、カイラン、葉ぼたん、カリフラワー、コールラビ、ブロッコリー、芽キャベツです。
赤キャベツとも呼ばれる紫キャベツは、普通のキャベツと同じくヨーロッパが原産です。
日本に入ってきたのは明治に入ってからで、一般に栽培されるようになったのは近年です。
春キャベツは、巻きが弱く、やわらかです。
グリーンボール、ボールヘッドなど球形に近いタイプはこの春キャベツを小型化したものです。
冷涼地で作られる夏秋キャベツは球がよく締まり、高原キャベツの名で出荷されているものもあります。
冬キャベツは寒玉の呼称を持ち、外側の葉が鮮やかな緑色です。
球が締まり、葉もしっかりしているので煮物にしても煮崩れしません。