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キャッツクロー
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英名 | Cat's claw |
科名 | アカネ科 |
別名 | ウナデカド、パラギャオ、ガラバト、キャサヤ、サメント |
原産地 | ペルー、エクアドル、ギアナ、ベネズエラ、グァテマラ、ブラジル |
使用部 | 樹皮、幹、葉 |
キャッツクローは、インカ帝国の時代から先住民族がリウマチなどの特効薬や赤痢の治療に用いられてきました。
名前は尖って曲がっているトゲの形が猫の爪に似ている事に由来しています。
1995年にペルーのアマゾンの貧困地帯にこのキャッツクローを植栽するプロジェクト「フジモリ計画」が着手し、人工栽培の技術が開発されて、世界中でその効果が享受されることになりました。
キャッツクローの含有成分と薬理作用の関係については研究が進められていますが、アルカノイドによる複合的な働きやキノビック酸により、炎症的な痛みを伴うリウマチ、神経痛、腰痛、関節痛や片頭痛などの痛みに作用すると考えられています。
また、関節炎、リウマチの緩和に対して用いてるのであれば、軟骨を形成しているプロテオグルカンの生成や低下した関節の機能を向上させ、痛みの緩和に役立つグルコサミンやプロテオグルカンの分解を抑えるコンドロイチン硫酸と一緒に摂取するのが望ましいでしょう。
1.試験デザイン:プラセボを対照とする無作為化二重盲検試験
1.試験デザイン:プラセボを対照とする無作為化二重盲検試験
オーストラリアで医薬品として承認されている「クラレンドン」を使用した試験
間接炎に対して100mg/日、リウマチ性関節炎に対しては60mg/日
キャッツクローエキスとして1日20~60mgの投与の臨床試験では、頭痛、吐き気、めまいまどの症状がみられていますが、プラセボ群にも発生しているため、明確ではない。
妊婦・授乳中の食経験に関する報告および、子供に対する報告はありません。
肝薬物代謝酵素CYP3A4を阻害する可能性が示唆されているが、臨床試験での報告はありません。
肝薬物代謝酵素CYP3A4で代謝される医薬品との併用は念のため注意しましょう。
1994年WHOにおいて「内臓に障害を与えず、炎症抑制効果がある薬用植物」として認定され、世界的にも認められています。
ヨーロッパでは抗炎症薬として医薬品にもなっており、安全性についても確認がなされています。
国内では、抗炎症作用や腰痛、神経痛に対する効果について研究が進められています。