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カリフラワー
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カリフラワーの原産地は地中海の東部です。
野生のキャベツの一つをイタリア、フランス南部などで改良して生まれました。
栄養的にはビタミンB1、B2、C、タンパク質、鉄を含み、とりわけビタミンCに富みます。
また、茹でてもビタミンCの損失が少ないという長所も持っています。
近年は濃い紫色のパープルカリフラワーも見かけますが、紫色は生の間だけで、茹でると色はほとんどなくなり、薄緑色程度になります。
また、つぼみが黄色で形も特異なさんごしょう、別名ロマネスコという品種もあります。
いずれも味は、白いカリフラワーと変わりません。
つぼみの形が、つぶれたような球形か扇形で茎の短いものは早生で、つぼみの層が厚く、腰高でよく締まっているものは晩生の品種です。
生のままサラダに使うこともありますが、ほとんどは茹でてサラダや、裏ごししてスープに用います。
また、グラタンや、バターで炒めて付け合わせに利用します。
茹で上げたらバターを絡ませ、みじん切りの茹で卵の黄身とパセリ、バターで炒めたカリカリのパン粉をふったポロネーズも有名です。
カリフラワーを茹でるときは、たっぷりの熱湯に少量の塩、白く上げるなら酢、小麦粉を加えて沸騰させ、丸ごとなら茎の切り口に十字の切れ目を入れ、切り口を下にして入れます。
酢、小麦粉は色を白く上げ、小麦粉は沸点を上げて早く茹る効果もあります。
歯ざわりのよさが身上なので、茹ですぎないように注意しましょう。
白いほど良質で、黄色みを帯びていたり紫色の花が点在するものは、収穫が遅れたり、手入れの悪いものです。
球が締まって下葉を食い込ませているくらいのものが美味しい。
葉つきのものを。
冬から初春。
冷涼地が栽培に向くため、時期ごとに産地を移して周年供給されています。
愛知、静岡、千葉、長野、群馬など。