アニスアニスシード

アニスは、エジプトやギリシャを原産とするセリ科の一年生草本です。
爽やかな甘い風味が特徴です。

アニスシード


アニスの効果効能

  • 消化促進、健胃、消炎

アニスの食べ方・利用法

アニスはヨーロッパで大変好まれ、アニス風味のリキュールやキャンディが多く作られ、パンや菓子にもよく使われます。

牛乳やチーズと相性がよいので、シチューやスープの隠し味にフェンネルと同様に使えます。
スープの味が足りないというときに、ひとつまみの粒を散らしてみると味が引き立ちます。

食事の後、口の中がさっぱりしないというときには、軽く炒った種子を一粒かじるとスッキリします。

インドでは魚料理などに使います。
葉はサラダなどに用います。

アニスの使い方

野菜料理

ドレッシングに粒(ボウル)ごと加える。
葉(生)はサラダやスープの浮き身に。

肉・魚料理

シチュー・チャウダー・クリームスープなどに。
鶏肉料理にも合います。

お菓子・デザート

ケーキ・ビスケットに焼き込んだり、果物のコンポート・パイなどに使う。

その他

チーズと相性がよい。
ミルクに粒を加えてホットで飲んでもよい。

アニスの調理テクニック

アニスは、その甘い香りで料理に風味付けをするために用いるので、香りが命です。
ですから香りの飛びやすい粉(パウダー)より粒(ボウル)がお勧めです。

種子(シード)は小さくやわらかいので、粉を使いたければその都度挽くか、刻んで使いたいものです。

アニスの香り成分はアルコールに溶けるので、買ってからだいぶたってしまったものは、焼酎やリキュールに粒のまま漬け込んでみましょう。

リキュールの中にはアニゼット酒のように、種子を蒸留したアニス油で風味を付けたものがありますし、アニスの香りのアルコール飲料も数あります。

クリームの香り付けやお菓子作りのエッセンスとして、意外に使いやすいものです。
酒に香りが移ったら、レモン汁で割ってソースにしてもいけます。
魚料理やドレッシングにピッタリです。


アニスレシピ

紅茶アニスミルクティー

いちじくのコンポート

アニスは甘い香味のため、クッキー、ケーキ、コンポートに頻繁に使います。
焼き菓子はタネに直接混ぜ込むのですが、好みで粒と粉を使い分けて下さい。
粉にするのが面倒なら、粒を刻んで加えれば良いでしょう。

【材料】
いちじく…‥‥‥12個(850g)
砂糖………‥‥‥200g
アニシード‥‥‥小さじ1/3
バニラビーンズ‥1/2本
白ワイン‥‥‥‥1カップ

【作り方】
1.いちじくは、茎の方に十字の切り目を入れて、熱湯にサッとくぐらせ、実を崩さないようように皮をむきます。
2.鍋に砂糖、アニス、縦に切り目を入れたバニラ、白ワイン、水1カップを加えて煮たて、いちじくを加えます。
3.2分ほど煮てそのまま冷まし、冷蔵庫に入れて味を含ませます。

アニスの主産地

メキシコ、インド、スペインなど。


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