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あさり
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あさりは、年中出回り、安価で日本では最も馴染みのある貝です。
稚貝は細い糸状の物を出して小石などに付着していますが、殻長が3㎝位(生後約1年)になると離れます。
この時期に採取して他の場所にまき、大きく育てたものが一般に出回ります。
あさりは、ビタミンB2、カルシウム、鉄分、亜鉛などの含有量が高く、また、アミノ酸のタウリンも多いため、効果効能としては動脈硬化、視力低下、肝臓病、貧血、味覚障害の予防などがあげられます。
日本食品標準成分表より抜粋。
日本料理では、殻付きのものは汁物や蒸し物に、むき身はぬた、和え物、煮物、炊き込みご飯などに利用します。
西洋料理では、ワイン蒸し、パスタ、パエリアのような炊き込みご飯、チャウダーなどのスープに、殻付き、またはむき身を使います。
中国料理では、殻付きをスープや炒め物に、むき身は和え物などに用います。
あさりは、生食はせず加熱調理して食べますが、生きたものを買うので生きのよさが重要です。
春と秋。
産卵期前が一番美味しいとされています。
あさりが生育している環境に近い状態が、一番砂を出します。
購入したあさりの場合、砂抜きをしていることが多いので、念のための数時間で十分ですが、潮干狩りの場合は一晩漬けて置いた方が良いでしょう。
買ってきたその日に食べるのがよいですが、もし1日置く場合はパックの海水を抜いて真水で洗い、ビニールやラップでくるんで冷蔵庫で保存する。
パックのままだとあさりが動いて弱ってしまいます。
沿海州、日本沿岸、朝鮮半島、台湾、中国沿岸に分布しています。
主産地は、東京湾、伊勢湾、瀬戸内海などです。
韓国からの輸入ものも多い。
あさりは、殻表面の模様によって生まれ故郷が違うらしい。