パイナップルの効果的な食べ方・調理法

パイナップルはミネラル分として、豊富にマンガンを含んでいます。

微量ミネラルマンガンにはカルシウムの吸収を促進する効果があり、骨粗鬆症の予防におすすめです。
カルシウムたっぷりのヨーグルトなど乳製品とパイナップルの組み合わせは、この意味で相性ピッタリと言えます。

またマンガンには、のどの渇きを抑えて、不安感を鎮める効能もあります。

パイナップル

幅広い効能効果のあるパイナップルですが、それ自体は消化が悪く食べ過ぎると胃が荒れやすくなることもあるので、よく熟したものを適量食べるようにしましょう。

酵素のプロメリンを含むパイナップルには、調理の際にいろいろ注意することがあります。

まずは熱で、プロメリンは60℃以上に加熱すると働きがなくなるので、調理の際は手早くが重要ポイントです。
炒め物などでは、最後の最後に火を止めてから入れるくらいで丁度良いでしょう。

次に組み合わせで、フルーツサラダなどを作る際も、パイナップルは食べる直前に混ぜましょう。
最初から加えておくと、他の果物がやわらかくなり過ぎてしまうので、注意しましょう。

パイナップルを材料にする料理としては、やはり定番の「酢豚」がおすすめです。

ニンジンやピーマンをはじめ、タンパク質ビタミンB1の豊富な豚肉、その効果を高める玉ネギ、食物繊維豊富なシイタケを加え、消化吸収を良くするパイナップルを合わせたひと皿は、美味しくてヘルシーな料理です。

60℃以上に加熱すると働かなくなる酵素・プロメリンの効果を活かすには、熱処理をした缶詰めではどうしようもありません。

生のパイナップルを選ぶ際は、見かけより重みのあるものにし、指で押して少しへこむ程度に熟してから食べると良いでしょう。


 

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