痴呆症を予防改善するPS(ホスファチジルセリン)

記憶力が衰えてきたという中高年の方にお勧めなのが、痴呆症を予防改善するPS(ホスファチジルセリン)です。

PS(ホスファチジルセリン)は、一般的にいえば脂質(油脂類)の仲間ですが、油脂とは異なって水溶性と油溶性の両方の性質を持つリン脂質の一種です。

リン脂質は通常、卵黄や大豆から抽出・分離して得られるレシチンとして知られ、生物の細胞膜を構成する重要な成分ですが、とりわけPS(ホスファチジルセリン)は、脳の神経細胞に必要とされています。

細胞膜蘇生のエネルギー源であるブドウ糖の吸収を促し、脳細胞の働きを促進させるだけではなく、神経回路の働きを効率化して情報伝達を円滑にし、思考機能を活性化させます。

PS(ホスファチジルセリン)の効果は、多くの動物実験、臨床実験で証明されています。

50~90歳代の人にPS(ホスファチジルセリン)を経口摂取させたところ、学習能力、記憶力、集中力、注意力などが著しく向上されたとの報告がありました。

このように、PS(ホスファチジルセリン)には脳内のエネルギー代謝や様々な機能の活性を高め、ホルモン類の分泌調節をする作用があり、高齢者の記憶力、認識力、集中力や、これらの持続性の低下を抑制、回復、改善させる働きがあります。