健康に良い免疫力を高める食べ物  青梗菜(チンゲンサイ)

  • 薬効:風邪の予防 胃酸過多 胸やけ がん予防 高血圧予防 貧血予防 動脈硬化予防 美肌

日本で青梗菜は、中国野菜の中では一番なじみのある野菜の一つです。
緑黄色野菜の一種で、ビタミンCビタミンA(カロテン)が多いので風邪に効果があります。

中国野菜全般に共通する鮮やかな緑色はビタミンAや葉緑素が豊富に含まれている証拠です。
ビタミンCもたっぷりですので、毎日食べていれば抵抗力がつくうえ、抗酸化の働きで生活習慣病の予防にも効果を発揮します。

チンゲンサイ

青梗菜には、ミネラル分も多く含まれ、骨や歯を丈夫にするカルシウムや塩分の排出を促すカリウムがしっかり取れ、骨粗鬆症や高血圧の予防に力を発揮します。

中華風の炒め物や煮物ばかりでなく和風や洋風など様々な料理に使いたい食材です。

青梗菜の注目栄養成分

チンゲン菜の主な栄養成分(可食部100gあたり)



青梗菜の有効成分と効果

青梗菜の大きな特徴はアルカリ性のミネラルが豊富なことです。
アルカリ性のミネラルが多いということは、胃酸過多で胸やけのときに食べると効果があるということです。

アルカリ性のミネラルが胸やけに効果があることは、医学的にも証明されていますが、青梗菜にはカリウムが100g中330mg、カルシウムが同130mg、ナトリウムが同40mgと、アルカリ性ミネラルのトータルとして500mgも含まれています。

青梗菜は油ととても相性のいい野菜です。
中国料理も必ず油を使いますが、青梗菜も油炒めが成分上も効果的です。

なぜかといえば、高温でさっといためると、まずビタミンCの損失も少なくすむことです。
さらに重要なことは、青梗菜に含まれるカロチンや植物化学物質は油によく溶ける性質を持っていますから、よりよく吸収されることです。
また、味も歯ごたえも良くなり美味しくたくさん食べられます。
成分上も味ももっとも適当な調理法といえましょう。

洋食なら、肉料理に添える温野菜に適しています。もちろん、ゆでても揚げても成分的には変化がありません。

青梗菜は、1株が大体150~200g位ですから、成分上1回に食べる量は1株の半分程度でよいでしょう。
炒めた場合、青梗菜100gに対してビタミンA効力は1300単位です。
つまり青梗菜半株でビタミンA1日に必要な量1800単位の2/3を摂取することができます。



チンゲン菜の選び方・保存方法

葉は緑色が濃くて瑞々しく、幅広のもの。
茎が肉厚なもの。
根元の切り口が瑞々しくて変色していないものを選ぶ。

チンゲン菜を保存する際は、根元を水に5分ほどさらしたらペーパータオルで水気を拭き取り、新聞紙で包んでポリ袋に入れる。
袋の口を軽く閉じて深めの容器に入れ、冷蔵室で立てて保存(保存期間は1週間)。

チンゲン菜の栄養素を効果的に引き出す調理法

えぐみがないので下茹で不要!油でサッと炒めて

チンゲン菜はビタミンミネラルをバランスよく含む緑黄色野菜で、免疫力を高め、健康な肌や骨の維持に役立ちます。

中華料理でよく使われるチンゲン菜は、味との相性だけでなく、β-カロテンの吸収率を高める上でも油炒めが最適です。
ビタミンCの損失を防ぐため加熱は短時間を厳守しましょう。

また、アクが少なくえぐみが出ないので、下茹でをする必要がないのもチンゲン菜の魅力です。

チンゲン菜の健康美容効果倍増の食べ合わせ

チンゲン菜+うなぎ

うなぎのビタミンDが、チンゲン菜のカルシウムの吸収を助けます。
これにより骨粗しょう症予防が期待できます。
また、丈夫な歯の維持にも役立ちます。

おすすめレシピ:うなぎとチンゲン菜の中華炒め

チンゲン菜+えび

チンゲン菜に含まれるβ-カロテンビタミンCに、えびのタンパク質を合わせることでアンチエイジング効果や動脈硬化予防が期待できます。

おすすめレシピ:えびとチンゲン菜のクリーム煮

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