サプリメント・健康食品  銀杏葉(ぎんなんよう)

  • 別名:白華葉(びゃくかよう)
  • 薬効:ボケ防止 

銀杏葉(ぎんなんよう)とは、銀杏(イチョウ)の葉を乾燥させたものです。
イチョウ葉エキスには3種の銀杏ゲニンと呼ばれる物質が含まれ、これが末梢動脈を拡張し血液の流れをよくします。

このため脳内の血液循環がよくなり酸素や栄養の補給が増し、痴呆が改善されます。

心筋梗塞は痛みが長く続き、血管がつまったりして起きる痛みです。
イチョウ葉エキスが末梢血管を拡張することで症状を改善します。

もちろんニトログリセリンは狭心症の発作時の薬ですが、そのように急激な発作の改善には対応できません。
漢方と同様に長期の服用により予防と治療が期待できます。

ドイツで1970年にイチョウ葉エキスが特許となり、脳血管や末梢血管の血液循環を改善する医薬品として開発・販売されています。

フランスで「タナカン」「ソフィウム」などの商標で販売されています。
フランスではタナカンは常に医薬品売上げの上位を占めています。

「タナカン」の原料となるイチョウ葉は日本や韓国で採集されたイチョウの若葉が使用されています。

イチョウ若葉


銀杏葉(ぎんなんよう)の効果効能

  1. 末梢血管の拡張作用に伴い血流を増大させ,脳動脈梗塞や大脳の血流障害を改善し、老人の認知症、痴呆症状(ボケ症状)に効果を発揮します。
  2. 冠動脈を拡張し、狭心痛を緩和します。
  3. 血清コレステロール値を低下させる有効成分ギングチンが含まれています。
  4. 老人現象(記憶力,動作緩慢など)の改善効果がみられます。

銀杏葉(ぎんなんよう)の利用方法

銀杏葉は1日量として5~9gを煎じて飲みます。
 
漢方では銀川紅片(銀杏葉9g,川キュウ15g,紅花15g)を糖衣錠とし、1日3回に分けて服用します。


ハーブ ギンコウ

ギンコウとは、いたるところで見かけるイチョウの木です。
イチョウは1億5千年前とも2億年前とも言われるほど古くから地球上にある木で、生きた化石とも言われています。

日本では銀杏(ギンナン)が食用として使われますが、ハーブで使われるのは葉でギンコウと呼ばれています。

ギンコウの効果効能作用

近ごろ忘れっぽい、と感じるのであれば、ギンコウのハーブが良いかもしれません。
ギンコウは、今では世界中でよく使われるハーブの一つにあげられるほどです。
そのきっかけになったのは、ドイツでの研究結果でした。

イチョウの葉に血液循環を改善する働きが備わっていて特に脳の血流をよくし、そのため記憶力が改善されたり、集中力が高まったりするほか、血行不良による耳鳴り、めまい、頭痛にも効果があるとされたのです。

さらに、精神的な疲労や疲れからくる憂うつさにも効果が見られ、末梢血管循環もよくなるため手足の冷える人にも良いとされています。

ギンコウの働きは、含まれているフラボノイドであるケルセチンなどの抗酸化物質によるもので、細胞にダメージを与え、老化の原因とされる活性酸素から体を守る作用があります。

このフラボノイドやイチョウ特有の成分であるギンコライド、ビロバライドと呼ばれる成分によって特徴的な効果である血液循環改善作用ももたされています。

これらの成分はハーブティーやカプセルよりも、市販のイチョウ葉エキスの方に多く含まれるようです。
しかし、製品によってばらつきもあるので、フラボノイドなどの含有量が表記してあるなど、できるだけ信頼できるメーカーのものを選びましょう。

ギンコウの注意点

ギンコウには注意する点もあり、日本の国民生活センターによると、このハーブに含まれるギンコール酸という物質には湿疹などアレルギーを起こす可能性があるとされています。
心配な方は選ぶ際に、ギンコール酸を除く処理を行っているかどうか確認してください。

また、抗凝血止剤であるワルファリンやアスピリンなどを摂取している場合には使用を控えましょう。

おすすめコンテンツ

銀杏葉(ぎんなんよう)の栄養、効能効果の関連ページ