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赤松(アカマツ)
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赤松とは、山野に見られるマツ科の常緑高木で、高さはおおよそ30~35mほどです。
大きいものは高さ50mに達するものもあります。
植林も行われているので、主に内陸で生育し、海岸には黒松が多く見られます。
樹皮の上部がむけやすく赤褐色になることから「赤松」の名がつきました。
幹の下部は黒赤色をしています。
花は雄花が若い枝の下に多数つき、雌花は先端に1~3個つきます。
花粉は黄色の粉状で飛び散り、花粉症のアレルギーに悩む人も多くいます。
赤松の樹皮の割れ目から出る樹液は、塗料のワニス油、テレビンチナと呼ばれる軟膏の原料になります。
枝に小さな傷を付けるとにじみ出る松ヤ二を採取し、2~3日天日干しして瓶などに保存します。
松ヤ二10gをアルコール盃1杯分に溶かし、さらにコップ1杯の水に溶かして飲むと痰の絡みを緩和します。
生の松葉200g、同量の氷砂糖を35度の焼酎1.8ℓに漬けて1ヵ月ほど寝かせて飲む松葉酒は、低血圧や貧血などに良いと言われています。
精油分は、リウマチや筋肉痛の治療に用います。
また、生の松葉は、風呂に入れると冷え性や神経痛などに効き目があります。
松葉で天然のサイダーもつくることができます。
食用以外では、松ぼっくりが、リースをはじめとした工芸品の材料としてよく使われます。