菊芋(きくいも)/ぶたいもとは  

  • 薬効作用:糖尿病予防

菊芋・ぶたいもとは、キク科ヒマワリ属の多年草で、日本では菊芋やぶたいもと呼ばれることが多いですが、別名でアメリカイモ、サンチョーク、エルサレムアーティチョーク、トピナンブールなどとも呼ばれています。

菊芋(きくいも)/ぶたいもの特徴、効能効果

菊芋の特徴は、食用部の塊茎にデンプンをほとんど含まず、多糖類のイヌリンを約20%と多く含むことです。

イヌリンは水溶性の食物繊維で、糖の吸収を阻害して、食後の血糖値の上昇を抑える効果が認められています。
また、イヌリンは腸内でフルクトオリゴ糖に変わり、ビフィズス菌の増殖を促進します。

日本には飼料用として導入され、戦後は代用食とされた菊芋ですが、近年は糖尿病の予防効果で「21世紀の健康食品」と呼ばれ注目されています。

菊芋(キクイモ)の花

菊芋(きくいも)/ぶたいも

菊芋の注目成分



菊芋の栄養素効能効果

栄養的にはビタミンCが、長いもの約2倍含まれています。
カリウムマグネシウムといったミネラルの他、セレン亜鉛なども含みます。
また、ポリフェノールの含有量も高いです。

菊芋の食べ方使い方

ごぼうに似た風味と甘みがあり、アク抜きをして使用します。

生は薄切りにして水にさらし、シャキシャキした食感を楽しみます。

加熱するとホクホクして甘みがでるので、煮物、天ぷらなど用途が広いです。
イヌリンは水溶性なので汁ごと食べると良いでしょう。

きんぴらごぼうに加えたり、みそ漬け、甘酢漬けなどが手軽に楽しめます。
葉を乾燥させて、お茶として飲むこともできます。

菊芋の味噌漬け

菊芋の味噌漬け


菊芋のレシピ

菊芋の甘辛揚げ

菊芋・ぶたいもの選び方と冷凍保存

しょうがのように塊がつながっており、傷のない白~茶色のもので硬く重みのあるものを選びます。
掘りたては白色でイヌリン含有量が高いです。

保存する場合は、乾燥しないように新聞紙でくるみ、冷蔵庫で保存。
秋に土中に埋めて保存することもできます。

菊芋・ぶたいもの旬

北海道産は10~12月
本州産は11~12月です。

おすすめコンテンツ

菊芋の関連ページ