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紅麹
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中国では2千年以上前から消化を助け、血液の循環を良くし、内臓を強くする薬として珍重されてきました。
日本では沖縄の豆腐ように使われていました。
紅麹菌が産生するロバスタンチン(モナコリンK)が、コレステロールを合成する還元酵素(HMG-Coa)の作用を阻害することにより、血中のコレステロール値を下げる効果があります。
同じスタンチン系の薬剤が医薬品として世界中で利用されています。
紅麹色素に含まれるγ-アミノ酪酸(GABA)が、交感神経の抑制、血管拡張、抗利尿ホルモンの抑制により、血圧の正常化に作用します。
・試験デザイン:前観察期間にプラセボ(偽薬)を用いた一重盲検試験
対象:血中総コレステロール値が240~290mg/dlの男女(35~61歳)
人数:15人(男性10人、女性5人)
投与量:紅麹粉末1g/日
結果:摂取後8週間で15人中9人で総コレステロール値が220mg/dl以下に変化し、その減少率は10~28%でした。
紅麹菌は還元酵素(HMG-CoA)を阻害する作用が確認されており、脂質異常症治療剤の効果を強め必要量を減少させることも期待できますが、併用のする場合は医師に相談するなど注意を要します。