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番茶
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番茶とは、煎茶用の茶葉を摘んだ後に刈り落した葉で作られるお茶です。
また、遅い時期にできるお茶という意味で「晩茶」ともいわれますが、今では三番茶、四番茶を指すことが多いようです。
日常的に飲みやすい低価格が魅了です。
私たちに馴染み深い日本茶には、カテキンやポリフェノールなど、様々な有効成分が含まれています。
中でも、近年の実験結果から、ポリサッカライドという成分に血糖値を下げる優れた効果があることわかり、注目されています。
ポリサッカライドは植物の細胞に含まれる成分です。
日本茶にはたくさんの種類がありますが、中でもポリサッカライドを最も多く含み、血糖値効果作用が高いのは四番茶、別名秋冬番茶です。
八十八夜の初つみ時期から4回目、秋口に摘むことからこのような名前がついています。
お茶をはじめとする植物には、秋になると越冬のため栄養分を蓄える性質があります。
そのため秋口に収穫される四番茶には他の栄養分とともにポリサッカライドも豊富に含まれているのです
番茶はのど越しが良く、フッ素が含まれ、虫歯予防になるため、食後に飲むお茶として最適です。
番茶は、熱湯を一気に注ぐのが美味しく入れるコツです。
香ばしい香りを引き出すための鉄則です。
さっぱりとした飲み口で価格も手頃な番茶は、日々の色々な場面で気軽に飲めるお茶です。
体に負担をかけないうえに、ビタミンCなどの栄養もあるので、食後はもちろん、体調が悪い時や、お年寄り、妊婦さんも安心して飲めます。
その香りを十分に引き出すために、茶葉を入れた急須にたっぷりの熱湯を注いで、一気に入れましょう。
ただし、京都の家庭でお馴染みの京番茶の場合は、やかんで沸かしたお湯に直接茶葉を入れて、グラグラと煮立たせます。
葉を揉まずに天日乾燥して作る京番茶は、熱湯を注ぐだけでは成分が十分に抽出されません。
一度煮出した茶葉は、二度目以降は出ないので捨てましょう。
夏はやかんで入れたお茶を冷やして、冷茶を楽しむのもおススメです。
京番茶は、やかんで多めに煮出して飲むのが一般的です。
まず、やかんで約2ℓのお湯を沸かし、沸騰したら茶葉をふたつかみ程度入れ、再度沸騰したら火を止めます。
10~15分程度そのままおき、茶こしを使って茶碗に注ぎ分けます。