牡丹(ボタン) 別名:富貴草、百花王、花神

  • 薬効:消炎、解熱、鎮痛、浄血、通経(根)
  • ボタン科ボタン属 落葉小低木
  • 分布:日本各地で栽培。中国原産で、奈良時代に日本にもたらされた。
  • 生育場所:庭園や鉢植えで栽培
  • 採取時期:4~5月、12~1月

牡丹

牡丹(ボタン)は中国原産で薬医用として、牡丹の樹皮が薬木として古来より使われていました。
学名:Paeonia suffruticosaは、神話に出てくる医神の名と薬医用の意味を持ちます。

富貴草、百花王、花神などの多くの別名を持ちます。
冬も寒牡丹として楽しまれています。
観賞用としては中国で6世紀頃、大富豪が牡丹の花の匂いと見事さを見せたのが最初です。

現在、日本でも牡丹の名所は多くあります。
島根の大根島、奈良の當麻寺、長谷寺などです。

大根島は、藩がおたね人参(高麗人参)を栽培し始めたが、土中の栄養成分を吸い取って、収穫後は土地がやせ細ってしまいました。
それで、やせ土でも育つ牡丹が植えられ、有名な観光地になりました。

牡丹は、サフラン、シャクヤク、紅花、除虫菊などのように薬用から観賞用にもなった花です。

同じボタン属のヤマシャクヤクは山野に自生しますが、絶滅危惧種なので摘まないようにしましょう。

牡丹の栄養成分



牡丹の料理レシピ

水牡丹

材料

牡丹の花びら…4枚
蒸しもち米…10g×2
味噌あんこ(赤味噌…1g、黒砂糖…5g)
水5、吉野葛1、塩少々
酒塩水…(水1800㏄、酒180㏄、塩30g)

水牡丹

作り方

  1. もち米はよく洗い、一晩水にさらす。
    丘上げし、穴あきパットにさらしを敷き、もち米を広げ、酒塩水を3~5回に分け、ふりながら20~30分蒸す。
    蒸し上ったら、ぬれさらしをかぶせ冷ましておく。
  2. 味噌飴は赤味噌に少しずつ黒砂糖を混ぜ、しっかり合わせる。
  3. もち米10gを円に広げ、真ん中に味噌飴1/3~1/4を入れ、丸に包む。
    その上に水洗いし水分をとった牡丹の花弁を乗せ、茶巾にしぼる。
  4. 吉野葛と水と塩を鍋で練り、白くなり透明になったら、ラップに丸く広げ3.を花弁を下に向けて置き、茶巾にしぼり冷ます。


牡丹の動画

牡丹 奈良・長谷寺

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