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日本茶・緑茶
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「朝茶は福が増す」などということわざがあるように、昔から、お茶を飲む習慣は縁起が良いとされてきました。
現在は、日本茶・緑茶の成分が免疫力を高め、肌の老化を防ぐなど、実際に体に良いということが科学的に証明されています。
日本茶・緑茶はまさに天然の健康飲料と言えるでしょう。
日本茶は、体に良い飲み物ですが、魅力はそれだけではありません。
お茶を飲むことで気分がリフレッシュできたり、コミニケションの輪が広がったり、心に効くのも日本茶の魅力です。
日本茶の薬効で特に注目されているのは緑茶をが持つ抗酸化作用です。
緑茶には渋味の成分であるカテキンが多く含まれ、このカテキンが体の酸化を防ぐ働きをしてくれます。
この他にもお茶の旨味のもとでもあるアミノ酸の一種、テアニンはストレスの緩和、リラックス作用などがあると言われています。
日本茶の良い所は、こうした健康効果を期待してサプリメントのようにして飲むのではなく、嗜好品として美味しく飲んでいるうちに、体に良い作用を及ぼしてくれる点にあります。
好きな日本茶を飲むことが精神的にもリラックスして、健康にも良い影響を与えてくれるでしょう。
β-カロテンは体内に取り込まれてビタミンAに変わります。
日本茶には、にんじんの約10倍の量が含まれています。
ほうれん草の約3~4倍の量が含まれています。
ほうれん草の約10倍の量が含まれています。
苦みを決める成分です。
脳を刺激し、眠気を覚まし、疲労を回復させる作用があります。
アミノ酸の一種で、うま味を決める成分です。
興奮を鎮めたり、緊張を和らげたりする作用があります。
ミネラルの一種で、利尿作用があります。
便秘解消やむくみの解消にも効果を発揮します。
渋みやお茶の色を決める成分です。
日本茶の成分として知られる「カテキン」はこのタンニンの一種です。
抗菌作用、抗酸化作用などがあります。
お茶に含まれる強力な抗酸化物質であるカテキンの働きにより、ストレスなどによる体内の酸化を抑えるため、老化や生活習慣病を防ぐと言われています。
タンニンの一種であるカテキンは、日本茶の中でも煎茶に多く含まれ、抗菌・抗ウイルス作用があるとことで知られています。
また、老化の原因となり、がん細胞を発生させるとも言われる活性酸素を除去する作用(抗酸化作用)もあるので、日本茶・緑茶を飲むことで細菌やウイルスが体内に侵入するのを防ぎ、風邪や生活習慣病などを予防することができます。
さらに、茶葉に含まれるサポニンという成分は、抗菌・抗ウイルス効果が大きいことも知られています。
カテキンの殺菌作用とともに風邪予防効果が期待されます。
風邪予防には、飲むだけでなく日本茶でうがいするのも効果的です。
日本茶・緑茶に含まれるカテキンやフラボノイド、フッ素には、抗酸化作用や吸着作用があり、虫歯予防にも効果的です。
日本茶には消臭作用もあるので、食事中や食後にお茶を飲めばお口のケアにつながります。
日本茶・緑茶はビタミンA、C、Eが豊富です。
どれも抗酸化作用があり、美肌効果の高い栄養成分です。
ビタミンAは肌を保護して健康に保ち、ビタミンCはシミやソバカスを防いで肌に張りを与え、ビタミンEは血行を良くして肌の老化を防ぎます。
特に注目したいのはビタミンCです。
野菜や果物に含まれるビタミンCは、熱に弱く加熱に向いていませんが、日本茶に含まれるビタミンCは熱に強いのが特徴で、温かいお茶でも十分に効果が発揮されます。
これらのビタミン類は、煎茶や抹茶に多く含まれています。
日本茶は、仕事中やスポーツをするときの水分補給にも向いています。
最適なのが、日本茶の中でもカフェインが多い煎茶と番茶です。
カフェインは中枢神経を刺激して、疲労を回復してくれます。
また、カテキンには脂肪を燃焼させる作用があるので、運動時にお茶を飲めばダイエット効果も期待できます。
カフェインには血液の循環を促す作用もあるので、朝にお茶を飲めば頭がスッキリします。
低血圧の予防、肩こりや立ち眩みの改善にも役立ちます。
緑茶を飲むと痩せるのは、お茶のカロリーがごくわずかということだけでなく、カテキンがデンプンやブドウ糖を分解する酵素の働きを阻止するためでもあります。
ポリフェノールの一種である緑茶のカテキンには、皮膚や粘膜を保護し、花粉症などのアレルギーの症状を緩和する働きがあることが報告されています。
リラックスしたいときは、テアニンを多く含む抹茶、玉露、煎茶の新茶がおススメです。
テアニンの作用で緊張が和らぎ、ほっとした気持ちになります。
また、日本茶の香り成分青葉アルコールや青葉アルデヒドにも、リラクゼーション効果があります。
疲れた時こそお茶の香りに包まれて、気分をリフレッシュしましょう。
お茶を入れる手順はとても簡単です。
茶葉にお湯を注いで、少し待つだけです。
でも、水、茶葉の量、お湯の温度や量、抽出時間など、ひとつひとつを丁寧に見直してみると、もっとおいしく入れられます。
日本茶のおいしさを引き出すためには、ミネラルが少なく、空気をたっぷり含んだ軟水が向いています。
難しく考えずに、くみたての水道水を使えば問題ありません。
ただし、水道水にはカルキ臭が残っているので、お湯を沸騰させて後に蓋を取り、2~3分煮立たせてカルキ臭をとばします。
煎茶や玉露など、低めの温度で入れるときも、いったん沸騰させてから冷まして使いましょう。
茶碗は、お茶を入れたときに冷めないように、あらかじめお湯を注いで温めておきます。
お湯はお茶を注ぐ直前に捨てましょう。
うま味を引き出したい上級煎茶や玉露は低温でじっくりと。
香ばしさを引き立たせたい番茶やほうじ茶は熱湯でささっと。
日本茶は、種類によって適した入れ方があります。
下の表を参考に、茶葉の量、お湯の量や温度、抽出時間を変えましょう。
自分の持っている急須の容量が分からないときは、一度計量カップではかり、容量を覚えておくと良いでしょう。
茶葉の種類 | 茶碗の数 | 茶葉の量 | 湯の量 | 湯の温度 | 1杯あたりの抽出時間 |
玉露(上級) | 3杯 | 10g | 60ml | 50℃ | 約2分30秒 |
煎茶(上級) | 3杯 | 6g | 170ml | 70℃ | 約1~2分 |
煎茶(並) | 3杯 | 10g | 430ml | 80~90℃ | 約1分 |
深蒸し煎茶 | 3杯 | 6g | 170ml | 70~90℃ | 約30秒 |
茎茶・芽茶 | 3杯 | 6g | 390ml | 90℃ | 約40秒 |
ほうじ茶・番茶 | 5杯 | 10g | 650ml | 熱湯 | 約30秒 |
複数の茶碗にお茶を注ぐときは、濃淡が出ないように均等にまわし注ぎます。
急須内にお湯が残っていると余計な苦味や雑味が出てしまうので、最後の一滴まで注ぎましょう。