サプリメント・健康食品  山薬(サンヤク)

  • 薬効:胃腸病、下痢、口渇、咳止め、疲労回復

山薬はヤマノイモ科の薯蕷(しょよ)(ナガイモ)の塊状根を乾燥したものです。
ネバネバの粘液質成分はムチンで、これは一種のタンパク質です。

粘液質をもつ食べ物は精力がつくといわれます。
虚弱体質、病後の衰弱、生殖能力の衰弱などによる疲労回復を助け、気力を増します。

山薬の主成分はでんぷんで、炭水化物の分解酵素アミラーゼの他にもジアスターゼなどの酵素が含まれます。

山薬(サンヤク)の注目栄養成分

  • ムチン、アミラーゼ、ジアスターゼなど


山薬(サンヤク)の効果効能

  1. 疲労感がある、気力がない、食欲がないなどの胃腸虚弱の症状があるときに用いるスタミナをつける滋養強壮薬です。

  2. 消化不良などのときの下痢を止め、消化を助けます。毎日山薬60gを煎じてお茶代わりに服用します。

  3. 慢性の咳で希薄な痰が多量にでて、食欲不振、元気がない、身体が痩せるなどの呼吸器系や消化器系の症状があるときには、咳止めの処方剤と共に山薬を用います。

  4. 口渇、咽頭乾燥など水を飲んでも癒されないはなはだしい口渇の症状(とくに軽、中程度の糖尿病に相当する)に効果があります。
    山薬を食べるか、毎日150gずつ煎じて長期間お茶のように飲用します。

山薬(サンヤク)の注意点

  • 大便が硬い時や、腸の炎症による下痢には使用しない方が良いでしょう。
  • アルカリ性食品や薬物と混合したり、煎じたりするとでんぷんを分解する酵素のアミラーゼが不活化されて効力がなくなります。
  • アレルギー体質の人は反応をみたうえで食べましょう。

山薬(サンヤク)の用い方

1日に9~30gで多くても60~120gで良いでしょう。
食用としては最大量250g位までなら食べても良いでしょう。



山薬(サンヤク)の関連ページ /通販情報