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杓(シャク)・山人参
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杓(シャク)は、セリ科の多年草で、癪とも書き、癪は胆石のことで、昔から胆石の薬として利用されてきました。
北日本ではオオハナウドを「シャク」、シャクを「コシャク」と呼んでいたが、後にオオハナウド、シャクとなりました。
山菜名はコシャク。
シャクの花は白い小花を多数つけ、レースフラワーに似ています。
地方によって「山人参」と呼ばれ、小さな人参根を持って、食用になります。
繁殖力のある植物なので、1~2本根から味わってみると良いでしょう。
ただし、セリ科の植物は食用、薬用、有毒種と色々あるので、毒でないことしっかり確認しましょう。
例えば、外来種のドクニンジンの茎には赤茶のマムシ模様があります。
ただ、芽立ちの頃茎には目印の模様はなく、判然としません。
判別できない時は、摘まない勇気が必要です。