冷え症

冷え性という病名は西洋医学にはないようですが、東洋医学では、冷えによる肩こりや腰痛、肌荒れや抵抗力の低下など、症状は多岐にわたり、冷えは万病の元というほど、体に悪影響を及ぼすとされています。

冷え性の原因

大きく分けると三つあります。
まず一つ目は体内で熱が作れない場合です。

基礎代謝は、1日のエネルギー消費の約60~70%を占めており、筋肉はそのうちの約4割の熱を作っています。
そのため、筋肉量が少ないと生み出せる熱が少なくなります。

また、皮下脂肪が多いと寒さに強いといった話も聞きますが、脂肪は一度冷えると温まりにくい性質があるため、体内を温めるには筋肉量を減らさないことが重要です。

二つ目は作られた熱が全身に届かない場合です。
その主な原因として自律神経のバランスの乱れがあります。
バランスが乱れると血流が滞り全身に熱が送られなくなってきます。

これは、不安やストレスが原因になることもありますし、温かい家の中と寒い外を出入りして血管が収縮したり拡張したりすることでも起こります。

また、エアコンの復旧などで、皮膚の温度を感じる神経が鈍くなり体温調整がうまく働かない人もいます。

三つめは体内の熱が逃げやすい場合です。
「健康のために1日2ℓの水分を取りましょう」と聞いたことがあると思いますが、これは汗をかいたり排尿したりして水分をちゃんと排出している場合のことです。

血流が悪く体が冷えているため汗をかかず水分が十分に排出されないと体に不要な水分たまり冷えやすくなってしまいます。

また、脂肪には血管がほとんどないので熱が加わってもその熱が全身に伝わりづらいので、皮下脂肪の多い人は冷えやすくなります。

冷え性対策

冷えによる内臓機能の低下を食を通して体を温める

体を温める効果が期待できるアリシンは加熱すると壊れやすいため、できれば生のまま食べるようにすると良いでしょう。
加熱する際は、火を通し過ぎないようにしましょう。

ニラと生姜はみじん切りにしてソースに、ニンニクはすりおろしてオイルや酢、塩と混ぜて油で炒めたかぼちゃに和えれば効率よくアリシンをとれます。


冷え症改善効果倍増の食べ合わせ

生姜+にら

ニラに含まれるアリシンは体を温める効果があり、冷え性の予防改善につながります。

また、生姜に含まれるショウガオールは体を温めて冷えを改善する作用があるので、合わせて取ると相乗効果が期待できます。

しょうがのみじん切り

ニラのみじん切り

かぼちゃ+にんにく

ニンニクに含まれるアリシンには体を温める効果が期待できます。

また、かぼちゃに含まれるビタミンEには血行を促進する働きがあるため、合わせて取ると冷えの改善効果アップが期待できます。

かぼちゃ

にんにく


日常生活での冷え対策

冷え性の改善には、体を内側から温め、血行を促すとともに自律神経がうまく働けるように生活習慣を整える事が大切です。

体を温める食事の工夫

  • 冷たいものは避けて、体温以上の温かいものを取る。
  • よく噛んで食べる。
  • 体を温める「陽性食品」を取る。
    (例:にんじん、かぼちゃ、玉ねぎ、山芋、ごぼう、肉、赤身の魚、納豆、豆、卵、みそ、にんにく、しょうがなど)

体の隅々まで血液を届けるための生活習慣

  • 体を締め付ける衣服や靴を避ける。
  • 入浴時はシャワーだけでなく、30~40℃くらいのぬるめのお湯にゆっくりつかり、血行促進とリラックス効果を得る。
  • タバコは血液循環を悪くするのでやめる。
  • 運動をしないで食事制限だけを行うような無理なダイエットによって筋肉量を減少させないように注意する。

自律神経を整える

  • 心身を休ませるために十分な睡眠をとる。
  • ストレッチやウォーキングなど、適度な運動を日常にとり入れる。
    お腹を温める腹巻や下半身を温めるスパッツ(タイツ)、肌にフィットする肌着等の着用や首や足首など「首」と名のつく所を温めるマフラーやレッグウォーマー等の利用、カイロの使用(低温やけどに注意)など。
  • 職場では、ひざ掛けの使用やこまめに体を動かして血流が滞るのを防ぐ。

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