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モロヘイヤ
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モロヘイヤは、35年ほど前、日本に紹介され初めた比較的新しい健康野菜です。
エジプトでは昔から、幼い葉や茎を食用にしていたと言います。
中東地域では、古くから食用に使われ、名前の由来もアラビア語の「王様だけもの」という意味だということです。
病気になったエジプトの王様が、これを食べて元気になったという伝説もあるだけに、栄養面の充実ぶりは驚くほどで、緑黄色野菜の代表・ホウレンソウと比べてもビタミンAは約2倍、カルシウムは約5倍、ビタミンB2は2倍というすごさです。
ビタミンB郡はバランス、量とも優れているうえ、ビタミンCや鉄分・カリウムも豊富に含む、この驚異の野菜を毎日の食生活に有効利用しましょう。
栄養豊かで強い抗酸化作用があります。
たたくと、ネバネバしたぬめりがでます。
シュウ酸が多いのでサッと下茹でしてから調理するのがコツです。
モロヘイヤは、ほうれん草の約5倍のカルシウムを含み、β-カロテン、ビタミンB群も多く、バランスの良い野菜です。
暑い時期に旬を迎えるので、夏の疲労回復に効果的です。
モロヘイヤに豊富なビタミンは、皮膚や粘膜の健康、免疫力・抵抗力強化、高い抗酸化力による生活習慣病の予防(A・C)、あるいは糖質や脂質の代謝促進で体を細胞レベルから元気にしてくれる(B郡)など健康効果満点です。
ほかにも、ミネラル分のカルシウムは骨を丈夫にし、カリウムは過剰な塩分を調節して血圧を安定させ、鉄分には貧血予防の働きがあります。
モロヘイヤの特徴は何と言ってもぬるぬるとした粘りです。
モロヘイヤは刻むとぬるぬるとした粘り気が出ますが、その正体はオクラや山芋にも含まれるムチンという成分です。
この粘りには、血液中の糖の吸収を遅らせる働きがあり、糖尿病予防の効果が期待できます。
また、胃の粘膜を保護してくれます。
糖たんぱく質の一種であるムチンは、消化酵素としてたんぱく質の分解・吸収を助けると共に、その解毒効果で肝臓を強化し、胃潰瘍などを予防してくれます。
モロヘイヤの葉は濃い緑色で、これはファイトケミカルのクロロフィルに由来し、強い抗酸化作用により免疫力の調整などに有効です。
モロヘイヤに含まれるカルシウムとマグネシウムの相乗効果で骨粗しょう症予防にも効果があります。
モロヘイヤのビタミン類とミネラルの含有量は驚異的です。
油と一緒にしてβ-カロテンの吸収率を高め、ビタミン類やカリウムの損失を最小限にするために、炒める時間は「短く」が鉄則です。
モロヘイヤはサラダやスープの具に最適です。
モロヘイヤのネバネバした粘りとほろ苦い味は、食欲のない時に、スープや味噌汁にしたり、酢の物などにして、あっさりと食べると良いでしょう。
葉は乾燥させてふりかけなどに加工しても良いでしょう。
モロヘイヤに含まれるβ-カロテンは、卵に含まれる脂質と合わせると吸収率が高まります。
これにより、皮膚や粘膜の健康維持や感染症予防の働きが期待できます。
モロヘイヤとごまを合わせることで肝機能保護や老化防止が期待できます。
モロヘイヤは若い葉と茎を収穫するのですが、傷みやすいので鮮度に気を付けましょう。
葉先までピンと張ったもの、変色やシミのないものを選びます。
保存する場合は、手早く茹でた後、水切りをしっかりして、ラップに一回分ずつ小分けして冷凍しておけば良いでしょう。
冷凍前に刻んでおけば、調理の手間が省けて便利です。
フレッシュな生葉のまま保存する場合は、葉だけを切って水にさらした後、水気をとってポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れましょう。
できる限り早く食べきる方が良いでしょう。